TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)レポート 【9月21日号】

GP2最終大会第1レースで小林可夢偉が追い上げ6位フィニッシュ
F3ユーロシリーズ第8大会ではアンドレア・カルダレッリが初表彰台獲得

GP2シリーズ
 GP2シリーズの今季最終戦となる第10大会が9月18日(金)から20日(日)にかけてポルトガル・ポルティマオのアルガルベ・サーキットで開催された。
 同シリーズにはTDPドライバーの小林可夢偉(DAMS)が参戦している。  同シリーズは、基本的にF1GPの併催レースとして行われてきたが、最終戦はGP2シリーズ単独での開催となる。ポルティマオでのGP2シリーズ戦は初開催。

 同コースで7月に予定されていたテストがキャンセルとなったため、18日(金)午前中の練習走行は特別に 30分×2回行われた。第1セッションは降雨こそ止んだもののコンディションはフルウェット。徐々に乾き始めたセッション終盤に再び降雨に見舞われ、15分のインターバルを経た第2セッションは、フルウェットからスリックタイヤが使用できるまでに乾いていくという、非常に変わりやすいコンディションでの練習走行となった。
 午後3時からの予選は、ほぼ路面は乾いていたが所々に濡れた部分が残るという状況で、小林は18番手となった。

 19日(土)午後4時に第1レース(37周)がドライコンディションでスタート。スタート直後に小林の前方でクラッシュが発生し、セーフティカー導入。5周目の再スタート後、7周目のピットオープンと共に小林はピットインし、タイヤ交換を行った。
 その後、14位までポジションを上げていた小林は、23周目に交錯した車両により2度目のセーフティカーが導入されると、そのタイミングを活かして再びタイヤを交換。16位で車列の最後尾に復帰。26周目に再スタートが切られると、小林はフレッシュタイヤのグリップを活かし、猛追を開始。1周に付き1台をパスするペースで順位を上げ、7位でチェッカー。レース後、6位ゴールの車両が規定違反により失格となったため、小林は繰り上がって6位となった。

 20日(日)は午後2時15分から第2レース(25周)が行われた。第1レースの結果より上位8台が逆順でグリッドが決定され、小林は3番手からスタート。
 スタート進行の際にエンジンストールした車両が発生したために、2度にわたってフォーメーションラップが繰り返され、クラッチを酷使してしまった小林は、スタートで若干遅れ、第1コーナーでは8位に後退。しかし、第2コーナーでの巧みなブレーキングとライン取りで4位までポジションを戻した。
 その直後に、後方でのクラッシュのためにセーフティカーが導入。ドライバー救出のためにそのまま赤旗中断となった。
 セーフティカー先導でレースが再開されると、再スタートで小林は好ダッシュを決め、3位に浮上。2位争いを展開した。しかし、セーフティカー走行中の追い越し違反との判定が下され、小林を含む上位6台にドライブスルーペナルティが科されてしまった。このペナルティにより、小林は20位まで後退。その後1台パスしたものの、19位でレースを終えることとなった。
 今大会で2009年のGP2シリーズは終了。小林は1度の表彰台を含む活躍で13ポイントを獲得し、シリーズランキングは16位となった。

F3ユーロシリーズ
 9月18日(金)から20日(日)にかけて、スペイン・バルセロナのカタルニア・サーキット(ショートコース)でF3ユーロシリーズの第8大会が開催された。
 今シーズン、同シリーズにはTDPドライバーとして、ヘンキ・ワルドシュミット(オランダ)とアンドレア・カルダレッリ(イタリア)の2名がSGフォーミュラチームから参戦している。

 18日(金)午前10時半から、15分のインターバルを挟んで75分の練習走行セッションが2回行われた。ワルドシュミット、カルダレッリ共にバランス調整と、セッション終盤には予選シミュレーションをこなした。F3ルーキーのカルダレッリは、フォーミュラ・ルノー・シリーズ時代にグランプリコース(フルコース)の走行経験を持つが、ショートコースは初走行。練習走行ではメカニカル・トラブルに見舞われたが、トップとの差は小さく、予選、決勝には期待がかかった。ワルドシュミットは両セッション共にトップ5タイムと好調さをアピールした。

 午後4時35分から30分間にわたって行われた予選では、2台共に1セット目のアタックからトップ5圏内と好タイム。残り3分でカルダレッリが暫定トップタイムを刻むが、チェッカー目前にライバルが上回るタイムをマーク。カルダレッリは最後の計測ラップで更に逆転を狙ったが、最終セクターでイエローフラッグが振られ、惜しくも2番手グリッドとなった。ワルドシュミットも4番手と健闘し、2台共に今季最高位の予選グリッドを獲得した。

 19日(土)午前11時40分に第1レース(30分)がスタート。2番手グリッドカルダレッリが若干スタートで遅れ、そのすぐ後方4番手グリッドのワルドシュミットと共に、奇数側グリッドの車両に先行を許し、それぞれひとつずつポジションダウン。
 下位グループでの多重クラッシュにより、5周にわたってセーフティカーが導入。再スタート直後からカルダレッリ、ワルドシュミット共に前走車を激しく追い上げた。
 カルダレッリはこの追走中にファステストラップをマーク。ワルドシュミットもカルダレッリから僅か100分の2秒差というタイムでの好走を見せたが、どちらも逆転には至らず、カルダレッリが3位、ワルドシュミットが5位でフィニッシュ。
 今季F3ユーロシリーズにステップアップしたカルダレッリ二とっては嬉しい初表彰台で初ポイントを獲得。ファステストラップもマークすることとなった。ワルドシュミットも5位入賞でポイントを獲得した。

 20日(日)午前10時30分から第2レース(40分)が行われた。第1レースの結果から上位8台が逆順でグリッドが決定され、ワルドシュミットが4番手、カルダレッリが6番手からスタート。
 第2レースでは2台共にブレーキの不調に見舞われ、徐々にポジションダウン。ワルドシュミットが7位、カルダレッリも10位でチェッカー。惜しくもポイント獲得こそ逃したが、第1レースに続き、2台共にトップ10フィニッシュを果たした。

本日のレースクイーン

苗加結菜なえかゆうな
2026年 / オートサロン
東京オートサロン2026イメージガールA-class
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年2月号 No.1616

    スーパーGT 20周年記念特集
    激動、勇退、高揚。
    忘れられない20年

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円