アウディスポーツとクワトロGmbHは、2012年から実戦投入されるカスタマー向けGT3カー、アウディR8 LMSウルトラの最初の4台をデリバリーしたと発表した。このうち2台は日本向けで、スーパーGT300クラスに参戦するマシンと推測される。
このアウディR8 LMSウルトラは、2009年以降40台以上が生産され、世界中で119勝を挙げたGT3マシン、アウディR8 LMSのエボリューションモデル。ドアがCFRP製になったほか、安全性の向上や軽量化を実現。また、エキゾーストの改良や空力にも改良を受けている。
2日、製作したクワトロGmbHからハンガーアウトした4台のR8 LMSウルトラは、1台はニュルブルクリンク24時間でポルシェやメルセデスベンツなどを走らせてきたマメロウ・レーシングに、もう1台はプロスペリア・uhcスピードにデリバリーされた。
残りの2台は、4社あるクワトロGmbHの国際的サービスパートナーのひとつ、ノバ・エンジニアリングを通じて日本に向けデリバリー。6日、成田空港に到着した。今季のスーパーGT300クラスにはGAINERが1台、aprが1台と、合計2台がアウディR8 LMSウルトラでエントリーがなされているため、この2台であるのは間違いなさそうだ。
他のGT300チームもマークする存在のアウディR8 LMSウルトラ。17日から行われる岡山合同テストには姿を現すことになるだろう。
