フェラーリのフェルナンド・アロンソは、2014年のF14 Tはここまでのところ「たくさんのエリアで」パフォーマンスが劣っていると語った。

 開幕戦からメルセデスをはじめ多数のライバルたちほどのペースを見せられなかったフェラーリは、第3戦バーレーンではアロンソ9位、キミ・ライコネン10位と、入賞するのが精いっぱいの状態だった。

 第4戦中国GPではアロンソがメルセデス2台に次ぐ3位に入り、今季初表彰台を獲得したが、フェラーリには課題が多く、ライバルたちに追いつくためにはたくさんの作業が必要だとアロンソは言う。

「このマシンはたくさんのエリアにおいてパフォーマンスが劣っていた。問題はひとつというわけじゃなかった」とアロンソは述べている。

「効率性も、空力面も、トラクションも、パワーも向上させる必要がある。シーズン序盤戦ではパフォーマンスがかなり低かった」

「(中国では)ひとつのエリアを大きく改善したわけではない。あちこちを少しずつ向上させたのだ。パワーデリバリーやソフトウエアの改善を果たし、セッティングなどすべてをいい状態に整え、空力効率やパワーを少し向上させた」

「僕らは最初のパフォーマンスがよくなかったため、向上させられる余地はその分大きい。そうは言っても、あまり大きな夢を見るわけにはいかない。ライバルたちだって(中国から)バルセロナまでの間、テレビを見て過ごすわけではないのだから」

「他のチームはバルセロナでコンマ2秒ほど削ってくる。だから僕らが追いつくためには、コンマ2秒プラスアルファが必要だ」

「それが僕らが今挑んでいる課題だ。マシンを通常のペースで開発していくというのではなく、通常の開発、プラスアルファが必要なのだ」

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