2011年F1ベルギーGPの日曜決勝で、フェラーリのフェルナンド・アロンソは4位、フェリペ・マッサは8位だった。

■スクーデリア・フェラーリ・マールボロ
フェルナンド・アロンソ　決勝4位
　今日は4位より上の順位を手に入れるのは難しかったと思う。ミディアムタイヤには本当に苦しめられた。今日のコンディションでは僕らはトップ勢より1秒半遅かった。正直言って勝てる可能性が現実的にあるとは思っていなかったが、表彰台のチャンスはあった。戦略によって序盤はトップに立ったけれど、終盤は苦戦するだろうことは分かっていた。ファーストスティントは楽しかったよ。いいスタートをきめることができ、いくつかいいバトルもできた。表彰台に上れなくて悔しい。昨日の予選は8位だったけれど、表彰台が僕らの目標であり、実際に可能性もあったんだ。予選での上位とのギャップを考えると、今日は昨日とは全く状況が違っていた。でも夏にしては気温がそれほど高くなく、僕らはそれによってあまりにも大きなダメージを被ったのだということは、十分理解している。今僕らは、素晴らしい仕事をしているライバルたちを祝福しなければならないけれど、決して諦めたりはしない。少なくとも数字上チャンスがある限りはね。常に優勝を狙い、全力を尽くしていく。次のモンツァはフェラーリとティフォシにとって特別な一戦だ。モンツァから最終戦まですべてのレースでベストを尽くして勝ちに行くよ。

フェリペ・マッサ　決勝8位
　僕にとっては変なレースだった。序盤はトップ争いができたが、タイヤに問題が出始めて、マシンバランスがあまりよく感じられなくなってきた。ミディアムを履くと状況が改善した。ピットストップでフロントウイングを調整したからかもしれない。それでも十分な速さがあったわけではないのは明らかだし、その時点では遅すぎた。それに、左リヤタイヤがパンクし、余計なピットストップをしなければならなかった。ロズベルグはDRSを使っても抜けなかった。彼らのトップスピードはすごく速いんだ。さらに僕は、最終シケイン、ラ・スルスなど超低速コーナーで苦労し、そのためにあまりうまくスリップに入れなかった。次戦はチームのホームレースだ。僕にとってもすごく重要なレースだから、ぜひともいい結果を出したい。