バーニー・エクレストンがブラジルGPの開催地であるインテルラゴス・サーキットに対し、カレンダーからの脱落をちらつかせるいつもの方法で施設の改修を要求している。

 ブラジルは1972年以降、毎年グランプリを開催している。ドライバーにおいてもアイルトン・セナやネルソン・ピケ、エマーソン・フィッティパルディら多くのワールドチャンピオンを輩出。近年もルーベンス・バリチェロやフェリペ・マッサらがこの世界で成功を収めている。

 しかしながら、ブラジルGPの舞台であるインテルラゴス・サーキットは起伏の激しい路面を含め、パドック内のあらゆる施設がここ10年のうちに誕生した上海やクアラルンプール、バーレーン、シンガポール、アブダビといった近代的なサーキットに比べて見劣りしてしまう。オールドサーキットのイギリス・シルバーストンも現在は大規模な改修に取りかかり、新たな伝統を築こうとしている。

 こうした状況のなか、エクレストンはインテルラゴスについてもう我慢ならないと語っている。
「ずいぶん昔になるが、1972年に私はブラジルを信じて、F1をこの地へ持ってきた」とエクレストンは地元紙にコメントしている。「しかし、今や選手権の中で最も劣悪となったこのサーキットについてチームから問いただされることもない。ここの未来は、かなりの改善にかかっている」

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