ジャスティン・ウィルソンの事故に応じてインディカーは、シャシーの安全面を向上させるため2016年から空力パーツの強度を保つテザーを追加することを発表した。

 昨年のポコノ戦でセージ・カラムのクラッシュにより飛び散ったパーツにウィルソンが衝突し亡くなるという事故があったインディカー。2016年からシャシーの安全性を強化するために新たなルールを採用する。

 クラッシュによってパーツが飛び散らないようにシャシーとパーツを繋ぐ高張力であるザイロン素材の網を追加する。リヤウイングとリヤホイールガードはすべてのレースで、1.5マイル以上のスーパースピードウェイでのレースはノーズコーンに、さらにインディアナポリス・モーター・スピードウェイとテキサス、ポコノではフロントウイングの主翼にもテザーの装着が義務付けられる。

 またインディ500のプラクティスで多くあった宙を舞うクラッシュを避けるため、マシンを空中で回転させないドーム型のスキッドプレートを導入する。

 これらの変更はジェネラルモーターズの風洞を使って開発され、4月6日にインディアナポリス・モーター・スピードウェイでテストが行われる予定だ。

 インディカーの技術副委員長のウィル・フィリップスは、「ファンやドライバーと同様にすべての参加者の安全性を向上させていくのが継続的な目標だ。我々はこの改変で、出来る限りデブリの発生を防ぎ、レース中にイエローフラッグを減らしていく必要がある」

「安全性を向上させるためにパートナーからは支持を得ているし、変更に取り組んでくれているシボレー、ホンダ、そしてダラーラに感謝したい」とコメント。

 また、ECUにも改善が施される。ピットストップの際に燃料ホースに繋がっている時にはマシンの発進を防止するように微調整が行われ、スロットルやブレーキペダルに過度の入力があった際にはエンジンをアイドリング状態になるように設定される。

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