いよいよ最終戦を迎えるIZODインディカー・シリーズ。18日、フォンタナで行われた予選は、ウィル・パワーがポールを獲得。エリオ・カストロネベス、AJ.アルメンディンガーと続きチーム・ペンスキー勢が上位を独占した。カストロネベスとチャンピオンを争うスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)は予選7番手だった。カストロネベスとディクソンは、エンジン交換をしており10グリッドダウンのペナルティが科される。
いよいよ最終戦を迎えるIZODインディカー・シリーズ。18日、フォンタナで行われた予選は、ウィル・パワーがポールを獲得。エリオ・カストロネベス、AJ.アルメンディンガーと続きチーム・ペンスキー勢が上位を独占した。カストロネベスとチャンピオンを争うスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)は予選7番手だった。カストロネベスとディクソンは、エンジン交換をしており10グリッドダウンのペナルティが科される。
フォンタナでの最終戦は2デイイベント。金曜日の午前中に90分間のプラクティスを行なうと、すぐに予選に突入する。
最初にコース・インしたのは、昨年のフォンタナ・ウイナー、エド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)だった。彼は2ラップ平均17.932mphを出した。
カーペンターからトップを奪ったのは、6番目のアタッカーだったマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)。去年のフォンタナでのポール・シッターは昨年のポールタイムより速く走り、217.958mphのアベレージを出した。
ところが、今年の予選は更に高いレベルでの戦いとなった。9番目にコースインしたランキング2位のカストロネベスがアタック1周目に220mph台を出したのだ。2周目はリミッターが作動したためにスピードは下がったものの、2周平均219.677mphとアンドレッティを大きく突き放してトップに立った。ポールポジション争いのハードルが一気に引き上げられたのだ。
今週末のペンスキーは3台体制。アルメンディンガーをエントリーさせている。彼はスポット参戦としては素晴らしい218.894mph平均という素晴らしいスピードを出し、この時点での予選2番手につけた。
アルメンディンガーのスポット参戦は、チャンピオン争いを行うカストロネベスの一助になることを期待されてのもので、彼の予選までのパフォーマンスは非常に良かった。ポイントリーダーのディクソンとカストロネベスの間に割って入ってフィニッシュすることは十分可能と見られる走りを実現していたからだ。ところが、17番目にコースインしたウィル・パワー(チーム・ペンスキー)の走りは少々理解し難いものとなった。午前中のプラクティスで最速だった彼は、220.775mph平均をマークし、カストロネベスを押しのけてトップに躍り出たのだ。
パワーの後のアタッカーたちはトップ3に食い込むことができず、チーム・ペンスキーの3台によるフロント・ロウ独占が達成された。しかし、ポールはパワーのものとなり、カストロネベスは貴重なボーナスポイント1点を稼ぎ損ねた。
「ラップタイムを予測するのは難しい。エリオがポールのポイントを獲れていたら良かったけれど、僕がアタックしたのはディクソンよりも前だった。彼がどれだけのタイムを出すかも予測はしにくかった。結果的にディクソンもポールを獲れなかったのだから、良かったんじゃないかな?」と予選直後にパワーはコメントしていたが、プラクティスを見る限りディクソンにポール獲得のチャンスはほとんどなく、カストロネベスの記録を上回らないのがチームとすればベストだっただろう。
予選4番手はセバスチャン・ブルデー(ドラゴン・レーシング)で、シボレーはトップ4グリッドのスウィープに成功した。ホンダエンジン・ユーザーのトップはチャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ)による予選5番手だった。予選の序盤にトップだったアンドレッティは最終的に予選8番手となった。
依然としてパワーで不利にあると見られるホンダ勢だが、予選6番手にジェイムズ・ジェイクス(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、予選7番手にポイントリーダーのディクソン、予選10番手にジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング)が入っており、トップ10で見れば4人を食い込ませることに成功した。
今週末のレースには25台がエントリーしているが、ジャスティン・ウィルソン(デイル・コイン・レーシング)は予選アタックのためにピットからコースインしたところでマシンがストップしたために計測ラップなしとなり、朝のプラクティスでクラッシュした二人、ピッパ・マン(デイル・コイン・レーシング)と佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は予選に出場しなかった。彼らは最後尾グリッドからのスタートとなる。
「タイヤはかなり走ったものだったし、スタビリティを高めようと行ったセッティング変更がその効果を発揮せず、バンピーな路面も手伝ってリヤが突然グリップを失いました」と琢磨はアクシデントに至った状況を説明した。彼に怪我はなく、ファイナル・プラクティスには修理したマシンで出走した。30分間のセッションを終えた琢磨は、「クルーたちが頑張ってくれ、ギリギリでマシンが間に合いました。そして、そのマシンはセッション途中のセッティング変更により、とても安定感のあるものになりました」と手応えを感じていた。
