フォーミュラワン・チームズ・アソシエーション(FOTA)は9日、ウイリアムズとフォース・インディアの会員資格を復活させることを明らかにした。
バジェットキャップ導入をめぐり、FOTAとFIAの間に抗争が起こる中、ウイリアムズとフォース・インディアはFOTAの結束を破る形で2010年F1エントリーを条件なしで提出した。これにより、ふたつのチームはFOTAから会員資格を一時停止されていた。
9日、FOTAはモンツァで会合を行った後に声明を発表、ウイリアムズとフォース・インディアのFOTA復帰を認めると共に、2010年にデビューする新チームの加入も歓迎するとの意向を明らかにした。
「FOTAはF1で戦う全チームが協会に加入することが可能であることを改めて確認する」とFOTAの声明には記されている。
「従ってFOTAは、ウイリアムズとフォース・インディアが会員として完全に復帰することを歓迎する。執行委員会は、新エントラントが来年の選手権への準備を進める中で、協会に加入することを歓迎し、期待している」
また、FOTAは、FIAやバーニー・エクレストンと2012年の後のF1について話し合いを開始すると共に、ファンにとって魅力的なF1にするための手段についても考えていきたいと述べている。
「FOTA執行委員会は、FIAと商業権所有者と協力し、健全で活動的で持続的なスポーツの推進に取り組むことを楽しみにしている。この目的のため、FOTAは、2012年の後の合意を確認することを希望し、商業権所有者と率直な議論を行う意向である」
「さらにFOTAは、主要利害関係者(メディア、スポンサー、プロモーターを含む)の代表も迎え、ファンにとってより魅力的なシーンを生み出すショーを展開するために協力して何ができるのか話し合うため、セミナーを行う準備をする予定である」
