ウイリアムズF1チームとルノーは3日、2012年からウイリアムズF1がルノーエンジンを使用すると明らかにした。当面の契約は2012年と2013年で、新しいV6規定が導入される2014年はオプションとされている。

 1989年から1997年にかけてパートナーシップを築いていたウイリアムズとルノーは、4度のドライバーズチャンピオン、5度のコンストラクターズチャンピオンを獲得するなど、1990年代初頭を席巻した関係だ。フランク・ウイリアムズ代表は、この関係の復活について「我々は喜んでルノーとの新たな関係を発表したい。この契約はF1チームと自動車メーカーの新たな関係を築くものだ」と語る。

「同時に、我々はコスワースにも感謝したい。彼らは過去2年間、信頼できるパートナーだった。今後は事業全体を通して彼らと働くことを楽しみにしている」

「ルノーは我々のパートナーで最も輝かしい時代を築いた関係だったが、我々は過去にとらわれてはいない。将来に向けて目を向けなければならず、ウイリアムズはトラック上での評価を取り戻さなければならない」

 一方、ルノーを率いるバーナード・レイは、「我々の現在のパートナーチームとともに、ウイリアムズには大きな進歩を遂げる可能性がある。もちろん、ウイリアムズ・ルノーというブランドには大きな価値があるし、彼らの技術を活かしたレーシングカーも開発した。これはルノーにとっても輝かしい瞬間のひとつであった」とパートナーシップの復活を喜んだ。

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