マーク・ウエーバーは、ジェンソン・バトンはチャンピオンにふさわしいドライバーであると褒め称えると共に、来季こそはレッドブル・レーシングと共にタイトル獲得を実現すると宣言した。
シーズン終盤までタイトルを争ってきたウエーバーはブラジルGPで今季2勝目を挙げたものの、このレースでバトンはルーベンス・バリチェロとセバスチャン・ベッテルに十分なポイント差を築くことに成功し、1戦を残して2009年の新チャンピオンとなった。また、コンストラクターズ選手権においても、ブラウンGPがレッドブル・レーシングを退けてタイトルを決めている。
「ジェンソンはシーズンを通して素晴らしい走りをした。ブラジル戦で選手権を獲得したことで、それをさらに証明する結果となった」とウエーバーはBBCスポーツの自らのコラムで記している。
「彼はきっちりとやってのけた。予選のパフォーマンスは不本意なものだっただけに日曜にはより一層プレッシャーがかかっていたが、それでも彼は自分自身が望み、必要としていた走りをしてみせたんだ。本当によくやったね。ポイント表は嘘をつかない。彼が一番多くポイントを獲ったのだから彼がチャンピオンなのだし、彼こそがチャンピオンにふさわしい。彼がふさわしくないというのであれば、他の誰がふさわしいのか僕にはわからない」
ウエーバーは自らのタイトルへのチャレンジが失敗に終わったことに失望していることは認めたものの、2010年にも初タイトルを目指して戦うと意気込んでいる。
「僕のタイトル争いが(終盤)勢いを失ってしまったことは残念だけれど、シーズン全体を考えなければならないからね。僕らはメルボルンではノーポイントで、バレンシアとスパでは9位だった。小さいことが積み重なって大きな差になり、選手権を失うことになる」
「僕が今シーズン学んだ一番大きな教訓は、小さいミスをなくしていかなければならないということだ。ひとつひとつのセッションを大事にし、シーズン全体をうまくやる必要がある。僕は21歳ではないけれど、40歳でもない。こういったことがすべて来年僕がさらに前進するための助けになるだろう」
「2010年、僕らはタイトル獲得を狙っていかなければならない。このチームがさらに上を目指すとすると、そのポジションはひとつしかない。そこを目指し、僕らはこれからも前進していくよ」
