8月29~30日に大分県・オートポリスにおいて行われているスーパーGTのタイヤテスト2日目は、午前中のドライ路面でZENT CERUMO SC430がトップタイムをマークした。

 前日の雨も上がったオートポリスは曇天。気温23℃、路面温度26℃というコンディションでスタートした。最初はセミウエットだった路面も、車両が30分ほど走行するとラインは乾きドライコンディションとなった。

 開始1時間を過ぎてRAYBRIG HSV-010の伊沢拓也が1分39秒074のベストタイムをマークする中、午後は雨という予報もあり、各車ロングランをメニューに入れながら、残り30分ほどで新しいタイヤに履き替えてコースへ。まずはZENT CERUMO SC430の立川祐路が1分39秒020にタイムアップ。その8分後にカルソニック IMPUL GT-Rのジョアオ-パオロ・デ・オリベイラが1分39秒023で立川のタイムに迫るも、直後に立川が1分38秒813にタイムを上げた。残り15分となって、西からの強い風にのって雨が降り出し各車ピットインしてセッションは終了となった。

「短い時間でしたが、ドライ路面を走ることができて新しい路面のフィーリングが分かりました。もともとタイヤに厳しいサーキットですが、グリップがものすごく高くなって、よりタイヤへの攻撃性も増えていると思います。タイヤの選択が見えました」と立川。また3位につけた伊沢は「走り出しからいいフィーリングで、最低限確認したいこともできました。今年のオートポリスは戦えるという確信が得られました」と満足そうな表情を見せた。

 インターバル中に雨は止み、午後のセッションは、曇り、気温23℃、路面温度24℃、セミウェットコンディションでスタートし、午前同様30分ほどでラインはほぼドライに。開始2時間ほどでZENT CERUMO SC430が第1ヘアピン手前でGT300車両と接触しグラベルに捕まり赤旗中断。

 19分後にセッションが再開されると、この日ひとりでS Road REITO MOLA GT-Rをドライブしていたロニー・クインタレッリ(柳田真孝は今週末に開催されるマレーシアのメルデカ・ミレニアムに出場するため、29日のテストのみで移動)が、1分38秒942という午後のベストタイム(総合2番手)をマークした。セッション終盤15時35分から大粒の雨が降り出し赤旗が掲出されて中断。大雨は10分ほどで止んだが今度は濃霧となりそのままテストは終了となった。

 各チームとも新しい路面を確認しながらも短いドライコンディションでは手探りの感が強く、トップ5台のベストタイムは非常に接近した内容となった。9月下旬の第7戦ではどのようなコンディションになるのか、また予選日朝の公式練習でのセッティング出しが非常に重要なファクターになりそうだ。

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