2012年F1第7戦カナダGPが現地時間8日にモントリオールのジル・ビルヌーブ・サーキットで幕を明け、金曜1回目のフリー走行はマクラーレンのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。ザウバーの小林可夢偉は7番手につけた。
今季6人目のウイナーが生まれたモナコから2週間。F1サーカスはヨーロッパを離れ北米大陸に移動、セントローレンス川に浮かぶ半公道のジル・ビルヌーブで第7戦の戦いが幕を明けた。初日の天候は曇り、金曜朝のセッションは気温21度、路面温度22度でスタート。タイヤサプライヤーのピレリは、長短6本のストレートが並ぶストップ&ゴーのコースにモナコ同様のスーパーソフトとソフトの2種類を持ち込んでいる。
現地時間午前10時から始まった1回目のフリー走行では、各車ともフロービズやエアロ測定器を搭載するなど、データ取りをメインに最初のインスタレーションラップを行い、その後はロータス勢がセッションをリードするかたちで周回を重ねる。フェラーリはこのカナダにマクラーレン型の新しいエキゾーストを投入しており、序盤からフェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサの2台でそれぞれの比較テストを行っている。
セッションでは開始30分を前に小雨が降り始め、その後も断続的に降り続くコンディションとなったが、見た目には路面を濡らすほどではなく、各車とも一貫してドライタイヤで走行。時折、ターン3でコースオフやハーフスピンするマシンも見られたが、セッション終盤には多くのドライバーがスーパーソフトでタイム計測を行っている。
しかし、キミ・ライコネンがいち早くスーパーソフトにスイッチしたセッション折り返し直後に、ケータハムのヘイキ・コバライネンがターン9の縁石でバランスを乱し、すぐ脇のウォールにクラッシュ。コバライネンは無事だったもののマシンは右フロントを激しく損傷し、セッションも赤旗となって10分近く中断することとなった。
再開後は、多くのマシンがスーパーソフトに履き替えるなか、終始ソフトタイヤで走り続けたマクラーレンのハミルトンが1分15秒564をマークしてFP1のトップにつけた。2番手と3番手にはスーパーソフトのセバスチャン・ベッテルとニコ・ロズベルグが続き、アロンソとマーク・ウエーバーが4番手と5番手に。6番手にはフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグがつけた。
ザウバーの小林可夢偉は、序盤から常に上位タイムで周回を重ね、最終的にはソフトタイヤで1分16秒フラットのタイムをマーク、上々の7番手で最初のセッションを終えている。また積極的な走りが目立ったロータス勢はライコネンが最多の42周、ロメイン・グロージャンも2番目に多い36周と多くの距離を重ねている。
タイムシートは11番手のポール・ディ・レスタまでがトップから1秒以内と接戦状態だ。
