2011年F1カナダGPの日曜決勝で、HRTのナレイン・カーティケヤンは17位、ビタントニオ・リウッツィは13位だった。
■HRT F1チーム
ナレイン・カーティケヤン 決勝17位
とても面白いレースだった。これまでのベストポジションを獲得したよ。今日僕はウエットでもドライでもいい走りをした。インターミディエイトの最後のセットではもう少し長く走れればよかったね。このタイヤでトニオを抜いたから、あと1周あればもう少し上のポジションが手に入ったかもしれない。スリックに換えるという指示を何らかの理由で受け取らなかった。だからまだインターミディエイトで走るんだと思っていたんだが、ピットを出てみてスリックだと気付いた。その時には遅く、僕はウエットのラインに乗っていて、マシンが大きくスライドしてたくさんのポジションを落とした。でもそれ以外ではレースを楽しめたよ。ダンブロジオやグロックを抜いたし、完走できてすごく嬉しい。
(※14位フィニッシュの後、コーナーのショートカットで20秒加算、17位に降格)
ビタントニオ・リウッツィ 決勝13位
クレージーなレースだった。でも僕らはクレージーであればあるほど嬉しいんだけどね。チームの全員にとって素晴らしい結果が出せた。予選でいい結果を出して、土曜からすべてをうまくやってきた。こういう状況ではギャンブルをする必要があるし、正しいタイミングで正しい場所にいなければならない。僕らは正しい判断をし、ピットストップでもチームは完璧な作業をした。まだ僕らにはやるべき仕事はたくさんある。でもこれは将来に向けての素晴らしいスタート地点となった。アップデートは役に立ったが、こういう状況ではタイミングと正しい時に正しいタイヤを履くことの方が重要だ。ピットストップはうまくいき、すべてが順調だった。すべてのアップデートがうまく機能したからポジティブな気分だし、今後のレースでもっといい結果を出すためにこれからもプッシュしていかなければならない。他のマシンを抜くのは最高の気分だったよ。常に直近のライバルたちにチャレンジすることに集中しているが、今回のレースでは僕らよりずっと速いマシンをオーバーテイクできたんだ。クレージーなレースだった。スムーズに、コントロールして行動することが重要だった。ちゃんとレースができると本当に嬉しいよね。僕らは今季ベストリザルトを達成した。チームにとって素晴らしい結果だ。今回の結果が最終的に今季最高位とならないことを願うよ。今後もっと上の順位でフィニッシュしたいし、それを目指して頑張っていく。
