A1GPチャンピオンのアダム・キャロルは、現在新規F1チームのひとつと交渉中であると明かした。
GP2シリーズで5勝を挙げ、A1GPの2008/09シーズンにはチーム・アイルランドをチャンピオンに導いたキャロルは、過去にホンダのヤングドライバー・プログラムのメンバーだったこともあるが、資金面の問題などによってこれまでF1昇格を果たせずにきた。
「僕らはF1に新規参戦するチームのひとつと現在交渉中だ」とキャロルはベルファスト・テレグラフに対してコメントしている。
「シートを獲得し、トップカテゴリーへの最後のステップを上がりたい」
現在27歳のキャロルは、この数週間、マノー(F1公式エントリーリストではヴァージン・レーシング)と契約し、ティモ・グロックのチームメイトになるのではとささやかれている。しかしマノーのボス、ジョン・ブースは今週、ルノーのリザーブドライバーのルーカス・ディ・グラッシの起用を推測させるようなコメントを行っている。
「できれば2週間ぐらいのうちにはセカンドドライバーを発表したい」とブースはサウスチャイナ・モーニングポストに対してコメントした。
「以前マカオGPで勝ったことがある人物になる可能性がある」
マノーの可能性がないとすれば、キャロルはカンポス・メタ1、ロータスF1あるいはUSF1のいずれかと交渉しているということになる。
