19歳で今年F1にデビューしたダニール・クビアトが、F1昇格は早すぎるという批判を黙らせることができたと語った。

 トロロッソは今年、フォーミュラのレースを始めて4年目だったクビアトをレースドライバーに起用した。クビアトは2012年にフォーミュラ・ルノー2.0、2013年にGP3でタイトルをそれぞれ獲得した後にF1に昇格した。

 当時、クビアトのF1参戦は早すぎるという声が多かったが、クビアトはデビュー戦で入賞、シーズンを通して8ポイントを獲得、予選ではチームメイトのジャン-エリック・ベルニュをしばしば破った。
 レッドブルはその後、クビアトを2015年にダニエル・リカルドのチームメイトとして起用することを決めた。

 F1昇格は早すぎるとの批判を黙らせることができたと思うかと聞かれたクビアトは「僕はとてもうまくやれたと言っていいと思う」と答えた。
「最初は、僕に対処できるのかとかなり悲観的なことを言われていたけれど、結局はうまくいった」

「もちろん、年上のドライバーたちが昔していたように、(デビュー前に)何百周もテストで走る機会があるならありがたかった。楽な状況ではないけれど、条件は皆同じだから、自分がうまくやれるかどうかの問題だ」
「特に苦労しなかった。難しい問題は何もなかったよ」

 トロロッソは、来年に向けて当時16歳のマックス・フェルスタッペンと契約、フェルスタッペンは2014年にヨーロピアンF3選手権を1年戦っただけでF1に昇格することになった。
 F1においてドライバーの低年齢化が進むなか、FIAは2016年からはスーパーライセンスの受給資格として、ドライバーは18歳以上で、最低2年間シングルシーターでのレース経験を積んでいなければならないという規則を定めた。

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