今週末のヨーロッパGPでF1デビューを果たすことになったロメイン・グロージャンは、デビュー戦は自分にとって学習体験であり、マシンに慣れ、自信を築くことを最優先事項にしたいと語っている。
18日、ルノーはネルソン・ピケの離脱とグロージャンのレースドライバー昇格を正式に発表した。
「もちろんすごく興奮している」とグロージャンはF1デビューが決定した喜びを語っている。
「このチャンスをくれたチームに感謝したい。7歳か8歳のころ、テレビでプロストとセナのバトルを見ていて、そのころからF1ドライバーになりたいと夢見てきたんだ。だからバレンシアでデビューすることになり、夢がかなった」
「ずっとF1ドライバーになるのを目標にしてきた。しかもフランスのチームで走れるのだからなおさら特別な気分になるよ」とスイス生まれのフランス人であるグロージャンは言う。
「ルノーは2006年から僕をサポートしてくれている。僕がレースを続けてこられたのは彼らの助けがあったからこそだ。ルノーにフランス人ドライバーが乗ることを期待していた人たちはたくさんいるから、少し注目が集まるかもしれないが、チームが僕を信頼してくれたことが正しかったということを示すためにベストを尽くす」
過去2年にわたってルノーF1のテスト&リザーブドライバーを務めてきたことで、レースに出場する準備を整えることができたと、グロージャンは言う。
「皆のことを知り、チームの作業の仕方を見てきたことは、かなり助けになっていると思う。この6カ月は、ミーティングもデブリーフィングもすべて出席してきた。それは、今回の機会を最大限に生かすために役に立つはずだよ」
「R29は直線テストで一度テストしたきりなんだ。だからデビューレースは学習体験になるだろう。目標を設定するのは難しい。マシンになじみ、週末の間自信を築き上げ、チームのためにできるだけいい仕事をすることを、最優先事項にするよ」
グロージャンは、チームメイトとなる2度のワールドチャンピオン、フェルナンド・アロンソから多くのことを学びたいと述べている。
「彼は偉大なチャンピオンだ。おそらくF1でベストのドライバーだよ。今季彼と一緒に働けるのが楽しみだ。彼とはすでにうまくやっているし、彼はとても経験豊富だから、たくさんのことを学べると思う」
