ロータスのロメイン・グロージャンは、自身のF1初勝利がそう遠くはないだろうと語っている。

 第4戦バーレーンGPで3位表彰台を獲得するも、その後はノーポイントが続いていたグロージャンだが、ドイツGP、ハンガリーGPのここ2戦では時にキミ・ライコネンを上回るパフォーマンスも見せるなど、上位勢に引けをとらないパフォーマンスを発揮している。

 チーム公式サイトのインタビューで、グロージャンは次のように語っている。

「僕たちは、ドイツGPとハンガリーGPでグリッド上位で戦えることを証明したし、このままのペースで向上し続ければ残りの9戦はもっと良くなると思う」
「マシンに乗るたびに快適さが増していて、これは今後に向けて本当に良い兆候だよ」

「僕らのここ数戦のパフォーマンスを見て、正直なところ僕の初勝利は近いと思っている」

 グロージャンは、シーズン前半のハイライトに、コース外からオーバーテイクしたとしてドライブスルーペナルティを下されてしまった、ハンガリーGPでのフェリペ・マッサとのバトルを挙げている。

「あの時、(このオーバーテイクは)僕のここまでのキャリアの中でベストのものかもしれないと思ったんだ。ただ、ペナルティになったから、そうではないのだろうけど」
「ドイツGPでのポディウムはその次の候補だろうね。チームに素晴らしい結果をもたらしただけでなく、僕は本当に優勝を争っていて、終盤に向けてかなりいい感触だったんだ」

 一方で、今シーズンのワーストレースには、フリー走行中に2回、レース中にもダニエル・リカルドに追突する形でクラッシュをしてしまったモナコGPを挙げている。

「隠すまでもなく、モナコは僕にとって最高の週末ではなかった」とグロージャン。
「ペースはあって、明らかにいい結果を残せたはずなのに、何らかの理由でうまくまとめることができなかった」
「その時のことで、僕にはまだメカニックとチームのみんなに一杯おごってないけど、うまく行けばシーズン後半に勝利のシャンパンで返せるかもね」

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