ヘイキ・コバライネンが来季ケータハムのレギュラーシートに復帰する可能性が報じられているが、現在のドライバーであるギド・バン・デル・ガルデとシャルル・ピックは動じていないようだ。
昨シーズン限りでケータハムのレギュラーシートを失ったコバライネンだが、今季途中からは開発ドライバーとしていくつかのレースで金曜フリー走行を担当。チームオーナーのトニー・フェルナンデスも来季にコバライネンを起用する可能性を認めている。
ただ、バン・デル・ガルデはそうしたことはマネジメント陣に任せており、自分はレースで全力を尽くすだけだと語っている。
「マネジメントが何人かと話をしているし、このチームとも話をしている。ただ、僕自身はレースに集中してベストを尽くしたいから、そうしたことから離れているんだ」とバン・デル・ガルデ。
「彼らはいくつかのことを整理する必要がある。僕はこのチームでとても幸せだ。彼らはいい仕事をしてくれている」
「彼らが望んでいることと、開発がどのように進むかを見てみよう。彼らは来年に向けてかなりプッシュしているし、マシンも狙い通りにいっているようだからね」
「巡ってきた選択肢を見てから決定する。でも、今シーズンよりは早い時期(の契約)になることを望んでいるよ」
チームと複数年契約を結んでいると言われているほか、ルノーとのつながりもあるピックは、残留に向けて優位な立場にある。ピック自身もケータハムへの残留を望んでいると言われているが、慎重な姿勢も見せている。
「F1のことだからまだわからないよ。F1では、あることが確実だとしても、それは何も確実ではないということなんだ」とピック。
「将来僕がここに留まるというのは論理的なことだ。ただ、ここはF1だ。どうなるか見ていくよ」