2010年F1第8戦カナダGPの日曜決勝で、メルセデスのミハエル・シューマッハーは11位を獲得、クビカとの接触でタイヤがパンクしたことが自分のレースを決定づけたと振り返った。ニコ・ロズベルグは6位だった。

■メルセデスGPペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ミハエル・シューマッハー 決勝11位
 スタートはすべてが最高にうまくいって、やりたいと思っていたとおり、順位を上げることができた。1回目のピットストップのタイミングは完璧で、かなり期待できそうだった。その後、クビカと接触した後で右フロントタイヤがパンクし、それが僕のレースを決定づけた。その後は渋滞にはまり、これ以上のことはできなかった。今日僕らが手にしていた武器はそれほどシャープではなかったからね。終盤はポジションを守ろうと必死に戦ったけれど、ある程度のところまでしかできなかった。レースディスタンスの半分以上を走ったタイヤがだめになっていたからだ。トップスピードの優れたマシンを相手に戦い、かなりタフだった。こういったことがなければいいポジションに入れたと思うから、今後のレースに活用できるものをつかめたと思う。

ニコ・ロズベルグ 決勝6位
 今日は6位が精いっぱいだったと思うから、とても満足している。難しい週末だった。昨日はタイヤをうまく機能させることができなかったせいで予選でいいパフォーマンスを見せられず、今日は1周目に目の前で大混乱が起こった影響で大きく順位を落とし、ついていなかった。でもそこから何度かいいオーバーテイクをし、ポジションを挽回するためにプッシュした。僕らのペースは速かったよ。とてもいい戦略を用意したけれど、タイヤをマネージするのがとても難しかった。グレイニングをコントロールするためにスムーズな走りをしたけれど、ミラーを見るたびにタイヤは悪くなっていった。2回目のピットストップの後のプライムはありがたいことにもってくれたので、6位でフィニッシュし、そこそこポイントを確保し、ドライバーズランキングで6位に上がることができた。

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