2009年にスタートしたF2の初代チャンピオン、アンディー・スーセクはF1へのステップアップをあきらめずにいる。現在、空きとなっているカンポス・メタ1またはUSF1入りのチャンスをうかがっている。これらが実現しなかった場合、リザーブドライバーというポジションもスーセクは選択肢に入れているという。
GP2を2年戦い、09年にF2チャンピオンとなったスーセクは当初、ウイリアムズにリザーブドライバーとして加入のウワサがあった。しかし、ベルテッリ・ボタスがその座に着き、ウワサされていた他のチームに関しても、ルノーはビタリー・ペトロフ、ザウバーはペドロ・デ・ラ・ロサにレースシートを奪われる形となっていた。
ペトロフのルノー入りによって、カンポスはスーセクとの話し合いを再開。持参金の額について話を進めている模様だ。
「今現在、何もクローズされてはない。交渉を改めて行っている。USF1とカンポスとでふたつのレースシートが空いている。でも、ほかにもF1における魅力的なオプションがある」とスーセクはスペインのマルカ紙にコメントしている。
「(カンポスとは)コンタクトはとっている。でも、みんなが話をしているだろうから、状況はわからない。でも、このひと月でカンポスとの交渉は細かいところまできている。
ただ、報道されているように、エイドリアン(カンポス)は非常に難しい時を迎えていることも知っている」
一方、USF1のシートでスーセクのライバルとなるのは、同じスペイン人のエイドリアン・バレス。バレスはUSF1と交渉をしていることを明らかにしている。
「バレスがチームとサインをしたかはわからない。彼は以前チームメイトだったことがあるから速いことも知っているし、悪いことを言うつもりはないけど、連絡をとっていないから、現在どんな状況かはわからないんだ」
「レースドライバーになるのが一番の目標だけど、リザーブドライバーになることも重要だ。1年間のF1での経験は2011年への準備となるはずだから」
