イギリスGPを前に、F1全チームとレースディレクターのチャーリー・ホワイティングがセーフティカーの規則に関して話し合いを行い、同GPから規則を変更することで合意したようだ。
ヨーロッパGPで、マクラーレンのルイス・ハミルトンがセーフティカーを追い越すというレギュレーション違反を犯したが、ペナルティ決定に時間がかかったため、結局ハミルトンは2位からポジションを落とさずに済んだ。一方で規則に従って低速走行を行ったフェラーリ勢は大きく順位を落とし、最終結果はフェルナンド・アロンソが8位、フェリペ・マッサが11位となり、これは不公平であるとフェラーリが怒りを表していた。
今回のミーティングにおいて、セーフティカー出動の際にはピットレーンを完全にクローズするという案は採用されなかったものの、ドライバーたちはこれまでよりも低速で走行しなければならないことに決まったと、autosport.comが伝えている。これまではセーフティカー出動時にはフライングラップの120パーセント以内で走行するよう定められていたが、今後はセーフティカーと同じスピードで走行しなければならなくなる。これにより、ドライバーがセーフティカーをオーバーテイクする行為を防ぐ。
バレンシアでは、セーフティカーがラップ終盤で出動したために規定のタイムを守れなかったと主張するドライバーたちが何人かいたことから、ラップ最後の200メートルに関しては規定の速度を守らなくてもいいと定められる。
また、ペナルティ決定の遅れを防ぐための対策もとられることになったと、motorsport.comが報じている。バレンシアではレースディレクターがマーク・ウエーバーのクラッシュへの対応が終わった後に、スチュワードに対してハミルトンの違反についての調査を求めたためにペナルティが決定するのが遅れたが、今後はスチュワードに調査の依頼が即時になされ、レースディレクターがアクシデント等の処理に集中するのと並行して、スチュワードは審議を行う。
また、証拠を残すため、セーフティカーライン1と2にカメラを置いて記録する。さらに、ドライバーがラインに気付かなかったと主張できないよう、セーフティカーラインのコース脇にはマーキングを設置するという。
