7月10~11日に鈴鹿サーキット(フルコース)で開催される『鈴鹿クラブマンレース Round 4』に、ともにチャンピオン獲得経験のある佐々木秀六、孝太親子が初めてコンビを組んでレースに出場することになった。

 佐々木親子が出場するのは、11日14時15分にスタートが切られる『300km耐久混走』で、橋本達也とのトリオでゼッケン1番の単座席スポーツカー、RSをドライブする。

 父・秀六(63歳)は、広陵高校野球部で甲子園出場の経験を持ち、本田技研のメカニックからドライバーに転身、“マムシの秀六”の異名を取り80年には全日本F3チャンピオン(“全日本"としては初代チャンピオン)を獲得。90年代にはTIサーキット英田(現岡山国際サーキット)の競技役員などを経て、現在では鈴鹿でカーショップ『X21』を経営中。レースから10年ほど遠ざかっていたものの、息子とのレース出場の機会をうかがっていた。

 息子・孝太(36歳)は、二輪から95年に四輪に転身し、98年F4の鈴鹿とMINEでチャンピオンを獲得。フォーミュラ・ニッポンまでステップアップを果たしている。ハコレースでは02年アルテッツァシリーズ、03年S耐GN+クラスでチャンピオンを獲得し、05年にはスーパーGT300クラスとS耐STクラス5でチャンピオンを獲得。また08年にはアストンマーチン・アジアカップでもチャンピオンを獲得し、今年はS耐にNSXでSUPER GTにレガシィB4で出場している。

 佐々木親子が同じレースに出場するのは、00年全日本GT選手権第1戦にTEAM大黒屋(秀六=#9ポルシェ、孝太=#27ポルシェ)から出場して以来だが、同じ車両をシェアするのはこれが初めてとなる。

「自分を育ててくれた鈴鹿サーキットのクラブマンレースに父と参戦するのは以前から考えていましたが、今回各関係者のバックアップもあり長年の夢が実現することができました。父はもう63歳でこの暑さに耐えれるのか少し心配ですが(笑)、みんなに支えてもらいながら頑張りたいと思います。ぜひ、みなさんも入場料で観戦できるクラブマンレースを見に来てください!」と孝太。

 なお同レースには、植田正幸、川口正敬、阪口良平らスーパーGTやS耐で活躍中のドライバーも参戦を予定している。さらにFJ1600、スーパーFJ、F4、ヴィッツのスプリントレースも併催となる。

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