チーム・ロータスのヤルノ・トゥルーリは、シーズン初めからパワーステアリングの問題に悩まされ続け、一時は自身の能力にも疑問を持ち始めたと明かした。ハンガリーから新たなシステムが導入され、問題が解決したという。
トゥルーリは以前のパワステからはマシンのフィーリングを適切に感じ取ることができずにいた。ロータスは新システムをハンガリーGPで導入、トゥルーリはすぐさま好感触を得ることができた。
「最悪だったのはシルバーストンだった」とトゥルーリ。
「完全に途方に暮れた。シルバーストンでは、マシンに乗っていても、自分がどこにいるのか、限界はどこなのか、さっぱり分からなかった」
「感触をつかもうとしたが、全く得られなかった。コントロールすることができなかった。そうなってくると、『これは僕自身の問題か?』という疑問が芽生えてくる。自分に疑問を覚え始めるんだ。だけど今は少なくとも自分自身には満足している」
トゥルーリは、新しいパワーステアリングシステムが導入され、以前とは別世界のようになったと述べた。
「ものすごくフィーリングがよくなったんだ。チームはいい仕事をしてくれた。新しいパワステシステムによってマシンの正確な感触がつかめるようになった。これからもっとシステムを改善していくことができると思うけど、感触はいい。今シーズン初めてマシンのセッティング作業ができ、いろいろと変更することができた。今はたくさんのことがすごく明確になったからね」
「完全に別世界だよ。ドライビングも完全に変わった。以前はマシンにただ乗っているような状態だったんだ。これから1日1日自信を高め、前に進んでいきたいと思う」
「僕のせいじゃないとしても、僕のドライビングスタイルは関係している。僕はものすごく正確なんだ。これは僕の弱点であると同時に長所でもある。前のパワステでは本当の感触を得ることができなかった。マシンに起こっていることが僕に伝わってこなかった」
「僕はすごく緻密だから、真実ではないことにも反応してしまう。それで本当でないことを追いかけていたんだ。今は、飛べそうなぐらいだとまでは言わないけど、少なくとも状況は把握できている」
