スクーデリア・トロロッソは31日、2013年もダニエル・リカルドとジャンーエリック・ベルニュのコンビを引き続き起用することを正式に発表した。
レッドブルのジュニアドライバーとして2011年の途中にHRTからF1デビューしたリカルドは、今季トロロッソのファーストドライバーとして初のフルシーズンを戦っている。
一方、こちらも同じレッドブル傘下のドライバーであるベルニュは、昨年のフォーミュラ・ルノー3.5でのランキング2位や終盤3戦における金曜フリー走行の走りなどが認められ、今年ルーキーとしてチームに加入。インドGP終了時点では、経験値で勝るリカルドを3ポイント上回る12ポイントを獲得している。
ふたりのコンビ継続を明らかにしたチーム代表のフランツ・トストは、次のように語っている。
「今シーズンの両ドライバーはいい仕事をしている。ダニエルは数戦のグランプリを経験してチームに加入したこともあり、フィードバックとその経験は特に有益になっている」
「ジャンーエリックはすぐに速さを発揮し、時に初めて走るコースにも対応してきた」
「夏休み以降、ふたりはより多くのポイントを獲ってきた。エンジニアおよびコース上での作業の成熟ぶりにはチームの誰もが感銘を受けている」
「この先数ヶ月、我々は彼らの才能をさらに発揮できる2013年のマシン製作にベストを尽くしていくつもりだ」
トロロッソは今年9月、テクニカルディレクターに新たな人物を起用。今季開幕前までザウバーで同職を務めていたジェイムズ・キーが、2013年マシンの製作を指揮することになっている。
