メルセデスGPのニコ・ロズベルグは、今のF1ではドライバーは常に慎重な走りを強いられ、走る楽しさが奪われていると語った。

 F1公式サイトのインタビューにおいて、過去のF1のイノベーションを復活させることができるとしたら何を選ぶかと聞かれたロズベルグは、「大きなタイヤと小さいダウンフォースで走りたい」と答えた。
「今のマシンはグリップが低くてダウンフォースが大きい。それに今はタイヤに気をつかい、コーナーに入る際に慎重にブレーキングしなければならない。そういう走り方は僕はあまり好きではない。楽しさが大幅に奪われている。今はフルアタックもできないし、ハードブレーキングもできない。今の時代のドライバーはまるで走る外科医だ」

 過去のF1マシンに乗れるとしたら何に乗りたいかという問いに対し、ロズベルグは父ケケ・ロズベルグが乗ったマシンを挙げた。
「アラン・プロストがタイトルを獲った時のクルマに乗りたいな。すごくかっこいいマシンだからね。あ、ちょっと待って。やっぱり、父がウイリアムズで乗った1985年の大きなタイヤの1000馬力のマシンがいい」

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