空席となっているウイリアムズのセカンドシートに新たな候補が浮上した。過去にスーパーアグリのテストドライバーとしても名を連ねたオランダ人のギド・バン・デル・ガルデだ。

 月曜日にウイリアムズはルーベンス・バリチェロの残留を発表するとともに、ニコ・ヒュルケンベルグとは来季の契約を結ばないことを明らかにした。ヒュルケンベルグの後任には、ベネズエラ人で今季GP2チャンピオンを獲得したパストール・マルドナドの名前が早くから挙がっており、彼は1200万ユーロ(13億5000万円)のスポンサーマネーをチームにもたらすと言われている。

 しかし、ここにきて別のスポンサーと繋がりをもつドライバーがウイリアムズのセカンド候補として噂されているとMotorsport.comが報じた。そのドライバーとは、過去にスーパーアグリのテストドライバーにも"一時”名を連ねたオランダ人のバン・デル・ガルデで、彼は今年、マルドナドと同じGP2シリーズに参戦してランキング7位を得ている。

 先月末、バン・デル・ガルデのマネージャーがいくつかのチームと交渉していると語っており、そのひとつからは“具体的なオファー”を受けたと明かしている。

 バン・デル・ガルデの母国オランダのレポートでは、そのひとつがヴァージンであるとしているが、彼のマネージャーはウイリアムズをスポンサードしているマクレガーのコマーシャル・ディレクターであり、さらに義理の父マルセル・ボエックホーンは大株主だ。

 マクレガーは2010年をもってウイリアムズのスポンサーから降りるとされていたが、オランダ国内では、“取引”の代わりに3年の契約延長が見込まれているという。

 バン・デル・ガルデのマネージャーは、「この契約延長は、フォーミュラ・ワン、特にウイリアムズに対して我々の信念を強く証明するものだ」と語っているという。

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