ルイス・ハミルトンは、数字上可能性がなくなるまでは、タイトル防衛を諦めるつもりはないと宣言した。
マクラーレン・メルセデスは2009年前半戦で低迷し、ハミルトンは最初の9戦で9ポイントしか獲得できなかった。しかしその後マクラーレンは復調し、ハミルトンはハンガリーGPで復活の勝利を挙げ、ヨーロッパGPでは2位に入った。残り5戦でランキングトップのジェンソン・バトンとの差は45点であり、数字上はまだチャンピオン獲得の可能性は消滅しておらず、シーズン前半に他を寄せ付けないほどの強さを発揮していたバトンが不調に陥り、フォース・インディアがポールポジションから2位を獲得するなど、予想のつかないシーズンだけに、ハミルトンは何が起こってもおかしくはないと述べている。
「自分はこれまですごくラッキーだったのは分かっている」とハミルトン。
「この2シーズン、最終戦までタイトルを争った。だから当然今年は少し変な感じがする。でも、毎戦死に物狂いでプッシュして、マシンから最大の結果を引き出すためにトライするのは楽しいよね。同じ顔ぶれが並び、タイトル争いが安定しているのを見るよりいい」
「つまり、どこまでも挑戦し続けることができるということだ。最後の5戦で僕らは、さまざまな理由でうまくやることができるはずだ。スパは逃したかもしれないが、モンツァでは勝ちたいと思っているし、フライアウェイで自分たちがどれだけコンペティティブかを確認したい。残りの5戦は全く性格の違うサーキットで、どれもすごく楽しみだ。できる限り多くのポイントを確保するよう心がけて、やれるだけのことをやってみるよ。むちゃくちゃに聞こえるかもしれないけれど、数字上可能性がなくなるまでは、タイトルを諦めるつもりはない」
