マクラーレンのルイス・ハミルトンは、上位チームと下位チームのタイム差が大きく、出走台数が多い今年のモナコGPではひどいことが起きるかもしれないと述べている。
24台が同時に走るQ1ではひどいトラフィックが起こることが予想され、予選システムの変更も検討されたが、全チームの同意が得られず、通常どおりの形式で予選が行われることになった。決勝ではトップチームたちは狭いモナコのコースで何度も周回遅れをラップしなければならず、安全性の面で懸念が生じている。前戦スペインGPでは、ハミルトンはピットから出てコースに戻ったところで、順位争いをしていたセバスチャン・ベッテルと、周回遅れのヴァージンのルーキー、ルーカス・ディ・グラッシと行き合い、行き場をなくしたベッテルがコースアウトするという場面があった。この時のことを含め、ハミルトンはバックマーカーの走りは“ひどいもの”で“ものすごく危険”であると述べている。
「実際のところ、バックマーカーたちがすごくいい仕事をしたとは言えないね」とハミルトンはロイターに対して語った。
「彼(ディ・グラッシ)が一体何をしていたのか分からない。安全とは言えない状況だったよ。僕は左に行かなければならず、ベッテルは右に行ったけれど、もっと悪い事態になった可能性だってある。これだけ差があると本当に難しい。スペインではディ・グラッシを4回もラップした。自分がF1に入ってから経験した最も大きなギャップと言っていいかもしれない」
「1回のレースでひとりのバックマーカーに遭うのが2回ならたいした問題にはならない。でも今は彼らにあっという間に追いついてしまう。本当にあり得ないよ。追いついたとき、彼らが道を譲ってくれるところで追い抜くわけだけど、彼らはまずい位置に動くんだ。彼らはイン側に行ったりするから、コーナーで追いついたりするとすごく危険だ。ここまでのところはありがたいことに事故に遭っていないし、問題はないけれど、モナコはかなり大変なことになるだろう。ひどいレースになるかもしれないよ」
