オーストラリアGPのレーススチュワードは、決勝レース終盤に起きたマーク・ウエーバーとルイス・ハミルトンの接触について、ウエーバー側に非があることを認めた。

 チェッカー直前の56周目に起きた両者の接触劇は、4番手を走っていたフェルナンド・アロンソにハミルトンがオーバーテイクを仕掛けるも、アロンソがブレーキをロックして応戦。そこに後方からスキを伺っていたウエーバーがハミルトンのリヤに追突して両者はグラベルにコースアウトしてしまった。
 これでひとつポジションを落としたハミルトンは6位でフィニッシュし、一方のウエーバーもフロントウイングを失って9位でのチェッカーとなった。

 この一件に対しレーススチュワードは、ウエーバーが接触を引き起こしたとの見解を示し、ウエーバーに“懲戒”の処分を言い渡した。しかし、この処分にグリッド降格などの実質的なペナルティはなく、ウエーバーはオーストラリアGPの9位が確定。レース後のインタビューでも、ハミルトンに対して謝罪の言葉を述べている。

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