18日、東京都内で行われた佐藤琢磨のインディカー・シリーズ参戦記者会見では、チームオーナーのケビン・カルコーベン、ジミーバッサーのふたりがインターネット中継で出席。琢磨加入を喜ぶとともに、チームに良い影響をもたらすだろうと語った。
KVレーシングの共同オーナーであり、1996年のCARTシリーズチャンピオンであるジミー・バッサーは自身のTwitter上で17日、これから東京に向かうと語り、今回の記者会見に出席するものと思われていたが、飛行機のトラブルによりカルコーベンととともにネットでの中継で会見に出席した。
かつてはチャンプカー・ワールドシリーズの共同オーナーでもあったカルコーベンは、インターネットを通じて、15日に行われたテストの模様について「タクは15日に1時間ほど、約100マイル走った。率直に言って、その時の結果はその場にいる全員が笑顔になる素晴らしいものだった。タクはインディカーに短い時間で適応し、他のドライバーと同じペースで走ることができた。タクはとんでもなく速いよ」とその実力に太鼓判を押す。
一方、バッサーも「タクマがレースで走ることを待ちきれない。F1でもそうだったように、驚くほど速いはずだ。ロードコースでは特に楽しみにしている。オーバルは今年中に勝利を挙げられるようがんばろう」とアメリカン・オープンホイールシリーズで豊富な経験を持つバッサーが自らアドバイスすることにより、オーバルでもすぐに速さを得るだろう、と語った。
また、バッサーは琢磨の持つ明るいキャラクターが、チームに素晴らしい影響を及ぼすと言う。「私は常に、チャンピオンを獲得するようなチームは人と人との繋がりが大事だと思っている。タクマのユーモアあふれる性格は、チームに好影響をもたらすだろう」とバッサー。
会場から、琢磨に対し何かアドバイスがあるか? という質問が飛ぶと、「彼にアドバイスはないだろう。彼は世界レベルでも優秀なドライバーだからね」とバッサー。「ひとつ言うなら、チームオーナーの言うことを聞け、ということだ(笑)。彼はオーバルでもすぐに慣れて、優勝争いをするようになるだろう。オーバルで非常に大事なのは、自信と忍耐だ」とアドバイスした。
「とにかくタクをチームに迎えられて本当に嬉しいんだ。これからはレースに向けて頑張ろう」と語るバッサーは、カルコーベンとともにモニターを通じて『Taku』『行く』と書かれたボードを振り、会見場の笑いを誘っていた。
