バーレーンF1合同テスト3日日の21日、マクラーレンのジェンソン・バトンが登場、ケビン・マグヌッセンからMP4-29の作業を引き継いだ。

 セットアップや評価作業の後、午後にバトンはMP4-29初のレースシミュレーションに取り組んだ。バトンはこの日の全ドライバー中、最多の103周を走行、1分34秒976で全体の2番手となった。

 バトンは、マクラーレンは今のところ最速ではないが、信頼性が非常に高いことに期待が持てると語った。

「僕らが最速ではないことは知っている」とバトン。
「でも遅くもない。一番素晴らしいのは、すでに多数の周回を走れていることだ」
「レース距離を走ることができる。期待を感じるよ」

「去年が僕らにとってどれほど厳しい年だったかが分かる。ひどい一年だっただけに、今シーズンに向けて皆のやる気が高まっている。皆、素晴らしい仕事をしてくれている」

 この日、レースディスタンスを走ってみて、今年のドライバーが燃料のコントロールの面でどれだけ難しい仕事を強いられるのかが分かったとバトンは言う。
 2014年のF1ではレースでの燃料搭載量が100kgに制限される。

「テストでは走行スピードがとても遅いから、比較的楽なんだ」とバトン。
「(でも実戦では)皆、苦労するだろうね」

「たくさんの調整が必要になる。大部分の人たちが、まず何よりもレースディスタンスを走り切ることを目指さなければならない。それが最大の問題なんだ」

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