2007年、2008年にスーパーGT300クラスでユンケルパワー タイサン ポルシェをドライブし、3勝を挙げるなど強力な助っ人として活躍したドミニク・ファーンバッハーが、9月14日にダッジ・バイパーSRT10 ACRを駆り、7分12秒13という記録をマーク。レクサスLFAの記録を破った。
今季も父親のチームであるファーンバッハー・レーシングからル・マン・シリーズ、インターコンチネンタル・ル・マン・カップに参戦。その他にも多くのシリーズを掛け持ちし、忙しい日々を送るファーンバッハーは、今回の挑戦でもILMCシルバーストンの参戦翌日の早朝にドイツに戻り、そのままニュルブルクリンクに直行した。
今回、ファーンバッハーがドライブしたバイパーSRT10 ACRは、2010年モデルのバイパーで、クライスラーグループのSRT(ストリート・アンド・レーシングテクノロジー)が手がけた車両。今季のニュルブルクリンク24時間レースではワークス勢を退け8分23秒764というタイムをマークしたファーンバッハーだが、タイトスケジュールでの記録更新に本人も驚いていた様子。
ファーンバッハーがマークした7分12秒13というタイムは、パガーニ・ゾンタやラディカルSR8、グンペルト・アポロなどのスーパースポーツに次ぐもので、飯田章がレクサスLFA・ニュルブルクリンクパッケージでマークした7分14秒64を上回ったことになる。
今も日本が大好きでヨーロッパのサーキットのパドックで出会うと、とびきりの笑顔と日本語で筆者にあいさつをしてくれるファーンバッハー。世界のトップカテゴリーの第一線で活躍しながらも、またいつの日かスーパーGTのステアリングを握れる日を楽しみにしているという。
