選手権争いにおいて巻き返しを狙うフェラーリは、F60に大きな改良を施して今週末のスペインGPに臨む。
スペインGPで、フェラーリF60は予定されていた新しいエアロパッケージを装着、ボディワークが一新され、フロントおよびリヤウイングなど様々なエレメントにモディファイが加えられる。予定どおりのアップデートの他に、バルセロナには、トルコとイギリスで投入予定だったモディファイが予定より早く持ち込まれる。また、先週土曜にバイラノでレギュレーションの範囲内でテストされた新たなディフューザーも今回導入される。このディフューザーの導入に伴い、マシンリヤエンドの電気系およびハイドロリック系システムの大部分がリデザインされた。
また、キミ・ライコネンは今回従来より軽量化された新しいシャシーを使用する。ライコネンのみがこれを使用するのは、彼の方がマッサより背が高く体重が多い関係でKERS搭載が不利になるためだ。これは当初予定されていたモディファイである。また、今回フェラーリはKERSを使用する予定であることも発表している。
