ブラウンGPのチームプリンシパル、ロス・ブラウンは、2009年にシーズン終盤までレッドブル・レーシングとタイトルを争った影響で、来年の開発作業に遅滞が出たのではとの憶測を否定した。
「2009年のマシンのために1週間追加で風洞作業を行ったが、それだけだ」とブラウンはアウト・モーター・ウント・シュポルトに対して語った。
「2009年シーズンの半ばにはすでに、2010年のマシンの作業の方に重点を置き始めていた。我々は小規模なチームであり、リソースは限られているため、2010年に集中し始める必要があった。当然、レッドブルとの戦いに焦点を置きたいという気持ちは強かったが、我々は冷静さを失わなかった」
「(メルセデスとの契約がまとまり、)今は、チームを存続させるためのスポンサー探しではなく、マシン開発とチームのことに集中できるようになった」
「メルセデスは、我々が効率的に活動しているが故に我々を選んだ。私はメルセデスのカスタマーとして過ごした時期を通して、彼らが我々と似通った主義を持っており、我々は完璧にフィットする組み合わせであるということを知った。我々はメルセデスが得意とする、品質管理などの分野からメリットを得たいと考えている」
「我々の方は、すでに効率化が図られたチームを提供できる。ライバルたちは、2010年にはスタッフレベルから削減を行うことに時間とエネルギーを費やすことになるが、その間、我々の方は完全に新車開発に集中することができるのだ」
