ブリヂストンの浜島裕英モータースポーツタイヤ開発ディレクターは、オーストラリアGP決勝の戦略について、ソフトタイヤのマネージメントが重要になると考えている。
土曜日の予選、セバスチャン・ベッテルのポールポジション獲得を評価する中で浜島氏は「タイムが非常に接近した良いバトルで、トップ10は興味深いラインナップになった」とコメント。また各ドライバーのアプローチに対しても「昨日よりも気温がかなり低く、ドライバーたちにとっては難しかったと思う」との感想を述べた。
気になる決勝のタイヤに関する戦略については、コースコンディションによって大きく変わる可能性があると見ている。実際、浜島氏は「昨夜の雨で今日のスタート時点ではコースがかなりグリーンな状態だった」と述べ、明日のレースの前に雨が降れば、かなり難しいコースコンディションになるだろうとの見方を示している。
今シーズンは予選トップ10のマシンはタイムを出したときのタイヤを決勝スタート時に装着することになっている。この影響について浜島氏は「ソフトタイヤでスタートするドライバーは、クルマやセットアップによっては、左側のフロントまたはリヤ、もしくは両方のタイヤのグレーニングに苦しむかも知れない。ソフトタイヤはハードよりもラップあたり約0.5秒ほど早いが、まだ十分なデータがないため、どれだけ持つかは分からない」とソフトタイヤのマネージメントを注視している。
それでも、「ドライバーがタイヤをいたわることができれば1ストップ戦略も可能」と述べており、今回ピットレーンの制限速度が通常より引き下げられたことも1ストップ戦略にプラスの影響を与えるかもしれないと語っている。
