新たにイスパニア・レーシングF1チームとしてニューマシンを発表、念願のF1デビューを果たすことになったブルーノ・セナは、HRT F1のマシンが同じく新チームであるロータス、ヴァージンのマシンよりも1秒以上速いはずだと予測している。
HRT F1は5日、今季参戦が決定したチームの中で最後となるニューマシンを公開。新たにブルーノ・セナ、カルン・チャンドゥックというコンビが発表された。しかしセナはこの状況でも楽観的であり、シーズン前にテストができていない状況でもシーズン途中にはトップ10入りができるかもしれないと語る。
「もちろん、そう物事は簡単にいかないと思うよ。バーレーンではレースウイーク中にテストも兼ねることになるだろうからね」とセナはコラムを連載しているMotorsport-Magazin.comに語る。
「でも、例えば今の状態でサスペンションコンポーネンツはカーボンの代わりに金属でできている。僕らの理想とする重量からはまだ20kgも重いんだ。しかし、僕らのチームにはコリン・コレスをはじめ、ジェフ・ウィリスやジャッキー・エッケラートがいる。チームにはF1界で実績がある才能が集まったんだ」
「それに、(マシンを製作した)ダラーラから送られてきた風洞でのデータ、それにシミュレーションはとても有望だ。バルセロナでは、ロータスとヴァージンはGP2よりちょっと速いだけだった。でも、ダラーラにはデータが揃っていて、予想では今の状態でも、僕らはGP2から2秒以上速く走れる」とセナは今の段階でも他の新チームに比べて優位に立っているとアピールしている。
