気温が低く、雨が降り続いた2日、ヘレスでのF1合同テストが2日目を迎えた。7チームが走行する中、トヨタのティモ・グロックがトップタイムをマークしている。

 雨の中、セッティングとタイヤテストを行い、ウエットコンディションでTF109をプッシュすることに慣れるチャンスを得たグロックは、89周を走行、1分30秒979のベストタイムを記録した。
 2番手にはBMWザウバーのロバート・クビカが続いた。チームは今年初めてウエットコンディションでの走行を行い、途中電子アラームが誤作動し、マシンをとめる場面があったが、その後はトラブルなく、クビカはセッティングとスタートのシミュレーションを行っている。
 ウイリアムズのニコ・ロズベルグが3番手。セッティング、タイヤ比較、空力テストに取り組み、ロズベルグはレースディスタンスを走りこんでいる。

 前日デビューしたばかりの新車VJM02を走らせたフォース・インディアのジャンカルロ・フィジケラが、54周と全ドライバー中最も周回数が少なかったものの、4位と健闘。この日もフュエルプレッシャーのトラブルが発生したが、フィジケラはデータ収集、エクストリームウエットとスタンダードウエットタイヤの比較に取り組んだ。
 5番手はレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテル。オーストラリアGPに行くピットクルーたちによってピットレーンやピットストップにおけるシミュレーションを行った後、ベッテルはレースディスタンスを走りこんでいる。
 マクラーレンのヘイキ・コバライネンが6番手。参加するたびに雨に見舞われる不運なコバライネンは、ブレーキとセッティングの評価、ウエットコンディションでのKERSの開発作業、ウエットタイヤのテストなどに取り組んだ。

 最下位7番手は前日に引き続き、ルノーのネルソン・ピケだった。雨のために予定を変更し、ピケは耐久性のテストにあたり、周回を重ねることに集中した。
 フェラーリはこの日、2010年用タイヤのテストを行う予定だったが、天候の関係で取りやめた。天候の回復を待って待機したものの、雨はやまず、結局走行を行わなかった。

Jerez F1 test times – day two: 2 March
1. Timo Glock Toyota 1min 30.979secs 89 laps
2. Robert Kubica BMW Sauber 1min 31.327secs 70 laps
3. Nico Rosberg Williams-Toyota 1min 31.451secs 114 laps
4. Giancarlo Fisichella Force India-Mercedes 1min 31.547secs 54 laps
5. Sebastian Vettel Red Bull-Renault 1min 32.220secs 102 laps
6. Heikki Kovalainen McLaren-Mercedes 1min 33.371secs 91 laps
7. Nelson Piquet Jr Renault 1min 33.476secs 66 laps
Track/weather conditions: Persistent rain all day, temperatures barely reaching double figures
All times unofficial

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