#64 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)がミスのない走りで5位入賞を果たす

2015年8月23日(日)・決勝  会場:ツインリンクもてぎ(4.801km)
天候:曇り 気温:26℃(15:00時点) 路面温度:31℃(15:00時点)
決勝レース:52周 コースコンディション:ドライ 観客:1万5000人(主催者発表)

 8月23日(日)、ツインリンクもてぎにおいて、2015年全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第4戦の決勝レースが開催されました。

 ドライコンディションのもとで行われた前日の公式予選では、#40 野尻智紀選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がHonda勢の最上位となる2番グリッドを獲得。#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)は8番グリッド、#64 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)は9番グリッド、#41 ナレイン・カーティケヤン選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は11番グリッド、#34 小暮卓史選手(DRAGO CORSE)は13番グリッド、#11 伊沢拓也選手(REAL RACING)は14番グリッド、#10 塚越広大選手(REAL RACING)は15番グリッド、#65 ベルトラン・バゲット選手(NAKAJIMA RACING)は16番グリッドから決勝レースに臨みました。

 本日のツインリンクもてぎ周辺は、朝のうちは曇りでしたが、昼過ぎに一度強い雨が降った影響でコースはウエットコンディションに転じました。この雨はほどなくしてやみ、路面が部分的に濡れた状態から次第に乾いていくという、難しいコンディションのなかで決勝レースは行われました。

 雨の影響により、直前に行われたレースのスケジュールが見直されるなどした結果、スーパーフォーミュラの決勝レースは、予定より10分遅い午後3時10分にスタートが切られました。

 この時点でメインストレートの1コーナーに向かってアウト側の路面がほぼ乾いていた一方、イン側はまだ濡れている状態でした。このため予選順位が奇数で、アウト側のスターティンググリッドに並んだドライバーは素早いスタートダッシュを切れましたが、イン側のドライバーは十分なグリップが得られず、その多くがポジションを落とす格好となりました。

 Honda勢ではフロントロー2番手の#40 野尻選手がイン側からのスタートだったため、オープニングラップを終えた段階で5番手まで後退。同じイン側でも8番グリッドの#16 山本選手は好スタートを決めましたが、その後のポジション争いでフロントノーズを少し損傷させる接触があり、10番手となりました。2人とは対照的に9番グリッドのアウト側からスタートした#64 中嶋選手は7番手へと躍進。そのほか、#41 カーティケヤン選手は11番手、#11 伊沢選手は12番手、#65 バゲット選手は14番手、#34 小暮選手は18番手でオープニングラップを終えました。

 なお、#34 小暮選手と#10 塚越選手はスタート直後の混戦のなかで接触。#34 小暮選手は素早くコースに復帰できたものの、#10 塚越選手はグラベルベッドから抜け出すことができず、ここでのリタイアを余儀なくされました。

 ツインリンクもてぎは、もともとオーバーテイクが難しいコースとされるうえに、今回は走行ライン以外のほぼすべての場所が濡れている状態で決勝レースが始まったため、ライバルを攻略するのは極めて難しく、各車とも序盤は慎重に周回を重ねていく格好となりました。

 こう着状態に陥ったレースの流れをなんとか変えようとして、レース前半にして早めのピットストップを行うドライバーも現れます。Honda勢では#34 小暮選手がいち早く12周目にピット作業を実施し、後半戦の追い上げを期して走行を再開しました。

 残る6人のHondaドライバーは、いずれもレースの折り返し地点にあたる26周目前後にピットストップを行いました。ただし、多くのドライバーがタイヤを4本とも交換したのに対し、#16 山本選手はリアの2本だけの交換に留めたほか、#64 中嶋選手はタイヤを1本も換えないタイヤ無交換作戦を選択。ピットストップ時間の短縮に努めました。

 この結果、全ドライバーがピットストップを終えた36周目の段階で、#64 中嶋選手は5番手まで順位を上げたほか、#40 野尻選手は6番手、#16 山本選手は8番手、#41 カーティケヤン選手は9番手、#11 伊沢選手は10番手、#34 小暮選手は15番手、ピット作業が長引いた#65 バゲット選手は17番手となって周回を重ねていました。

 レース終盤になると、#16 山本選手と#41 カーティケヤン選手は、7番手につけていたライバルとともに#40 野尻選手の背後に迫りました。しかし、#40 野尻選手はミスすることなく冷静にこれに対処し、ポジションを守ったままゴールを目指しました。

 結果的にレースは大きな順位の変動がないままフィニッシュを迎え、#64 中嶋選手は5位、#40 野尻選手は6位、#16 山本選手は8位に入賞したほか、#41 カーティケヤン選手はポイントにあと一歩手が届かない9位、#11 伊沢選手は10位で完走。さらに最終周にライバル勢の2台がリタイアした影響で#34 小暮選手は14位、#65 バゲット選手は15位でチェッカーフラッグを受けました。

次戦は9月12日(土)、13日(日)に大分県のオートポリスで開催されます。

コメント
佐伯昌浩|「HR-414E」開発責任者
「Honda勢で予選上位につけていたドライバーが、そろって濡れているイン側からのスタートだったのは運がなかったと思います。また、現在のスーパーフォーミュラは、各ドライバーの実力が拮抗しているため、オープニングラップが終わると、その後のオーバーテイクはとても難しくなります。この点では、新たに投入したエンジンのパフォーマンスを成績に結びつけることができず、悔しく思っています。ただし、このエンジンにはまだまだポテンシャルがあるので、次回のオートポリスではさらにパワーアップさせる予定です。引き続きHonda勢にご声援をお送りくださいますようお願い申し上げます」

中嶋大祐選手(5位 #64 NAKAJIMA RACING)
「地味な印象のレースだったかもしれませんが、自分たちとしては、スタート前に決めた戦略をしっかり守って走り通せたという意味で、非常に手応えのあるレースでした。また、その作戦に従って走りきれるマシンを作り上げてくれたチームに感謝したいと思います。前回の富士ラウンドからセットアップの方向性を大きく見直しましたが、今回は予選と決勝でそのパフォーマンスを確認することができました。まだまだ伸びしろは残されているので、次回のレースがとても楽しみです」

野尻智紀選手(6位 #40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「イン側の路面が濡れていたためスタートでポジションを落としてしまいましたが、僕のスタート自体は決して悪くなかったと思います。ただし、序盤はペースを上げるのが難しかったので、タイヤを酷使しながら走る形になりました。燃料をたくさん積んだときのペースという面では、クルマのポテンシャルと僕自身のドライビングの両方を見直す必要があると思います。セカンドローからスタートしていながら、6位でのフィニッシュという結果についてはとても悔しく思っていますが、今回明らかになった課題をしっかりと見直し、次回のレースも全力で戦うつもりです」

山本尚貴選手(8位 #16 TEAM 無限)
「スターティンググリッドは濡れているイン側でしたが、とてもいいスタートダッシュを切れました。ただし、自分自身のポジション取りが悪かったせいもあって行き場を失い、その後の5コーナーまでにポジションを大きく落としたことがレースの成績を左右しました。レース中のオーバーテイクがとても難しかったのに加え、マシンのフィーリングもしっくりこない部分があったので、その点はしっかり対策したいと思います。残る3戦は僕が得意とするコースばかりなので、絶対に優勝して来シーズンにつながるレースをしたいと思います」

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