東京オートサロン2015のホンダブースが話題になっている。発売が待たれるS660のコンセプトカーやスーパーフォーミュラ、NSX-GTなどの車両が注目を浴びているが、その車両とは別に今年のF1参戦をPRするエリアが設けられ、ホンダF1総責任者の新井康久氏のショートインタビュー映像が繰り返されている。その一部を紹介しよう。

 最終戦直後に行われたアブダビテストでホンダのパワーユニットは初走行したが、周回数は2日間でわずか5周。しかも、きちんと全開で走れた周回は1周もなく、ホンダのパワーユニットはトラブルの連続だったが、新井氏は悲観的にはなっていない。

「あれ(アブダビテスト)を見て、『本当に大丈夫か?』と思われた方もたくさんいたかと思いますが、我々は今、ちょうどスタート地点に立った。まさしく、先行でテストできたということで多くの問題があぶり出されたので、この先、まとめに入れるという自信もあります」

 その後、昨年末の12月にマクラーレンはフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンという、現役最強とも言われるドライバーラインアップを発表したが、新井氏のこのふたりへの期待も大きい。

「世界の最高のドライバ-、ワールドチャンピオンふたりですから。ファンのみなさまの方が彼らの実績をよく知っているし、我々からすれば、これ以上、望むものはないと思っています。あとはちゃんといいクルマを作って、いいパワーユニットをちゃんとまとめて、彼らふたりに頑張ってもらうという。そういう意味では、非常に身が引き締まる思いです」

 今季最初のテストまで残り約3週間、そして開幕戦までは残り約2カ月となったが、新井氏はある程度の手応えを得ているようだ。

「ファンのみなさまの期待に応えられる準備は整った。あとは技術できちんとそれを証明する」

「(開幕戦に向けては)もう全部、周りは揃った。全部対策はできた。もちろんチャレンジャーですよ。まずは3月15日、前の方のグリッドに並んで、すごいじゃないかと言われる。(レース後は)ひと言で終わりたい。『やりました』と」

 ここで挙げたコメント以外にも、アブダビでのテストで感じたマクラーレンとのチームワークについてや、ホンダのチャレンジングスピリッツ、レースへのアツい思いなどが語られ、ビデオの終了後にはブース横にある実車MP4/4がライトアップされるなど、ホンダファンだけでなく、F1ファンの心が熱くなるような凝った演出がされている。

 東京オートサロン2015は明日11日まで幕張メッセで開催中。来場中だけどまだ見ていない方、そして来場を迷っているレースファンの方、このホンダのF1ブースは必見ですよ。

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