パルトール・マルドナドが母国ベネズエラから受けている支援が継続されないかもしれないとの報道がなされ、彼とウイリアムズの関係が悪化してきているとのうわさも持ち上がっているが、マルドナドはそれらを否定した。

　ベネズエラ政府は、海外で活動しているドライバーたちへの支援金の支払いに関して不正があるとの疑いを持って調査を行っており、支援金の支払いを凍結したと、AP通信社が伝えた。

　法務大臣が、モータースポーツで活躍するアスリートたちの一部に資金が渡る過程で不正があったとメディアに対して発言した。

　マルドナドは母国ベネズエラの国営石油会社PDVSAから多額の支援を受けており、これが継続されるかどうかが彼の将来のF1活動に大きく影響するものと考えられる。

　一方、ウイリアムズは今季不振から抜け出せずにおり、チームとマルドナドが互いに不満を抱いているとのうわさも持ち上がっている。

　こういった報道を受けて、マルドナドはTwitterを通してコメントを発表、チームとの関係は良好であり、来年自分は必ずF1に参戦すると述べた。

「僕とウイリアムズF1チームとの関係についてたくさんのうわさが持ち上がっているけれど、それは全くの誤りだ」とマルドナド。
「チームとはいい関係を築いており、パフォーマンスとリザルトを向上させるために休みなく努力し続けている」
「残念ながらF1では好調な年もあれば不調な年もある。リザルトに関して苦しい時期を経験しているのは僕らだけではない」
「僕らは、たとえ競争力を発揮することができなくても諦めないという姿勢は示してきたし、最終戦まで諦めるつもりはない」
「僕の将来についてだけど、来シーズンもベネズエラを代表してF1で走る。近いうちにいいニュースを発表できればと思っている」