メルセデスのミハエル・シューマッハーが、来季に向けた初めてのピレリタイヤのテストを終え、第一印象はいいが、重要なのは2011年のマシンとピレリタイヤの相性だと述べた。

 シューマッハーが今年期待されたほどのパフォーマンスを見せられなかった原因のひとつとして、ブリヂストンのフロントタイヤがドライビングスタイルに合っていなかったからだと言われている。そのため、来季に向けて新たなピレリタイヤと彼およびメルセデスのマシンとの相性がどうなのかが注目される。

 2日間におよぶピレリタイヤの合同テスト最終日に走行を担当したシューマッハーは、1分40秒685でこの日の2番手となったが、後にこのタイムはシケインをカットして出したタイムであり1分41秒757のタイムが採用されるともいわれている。この場合はシューマッハーは全体の7番手ということになる。

「フロントタイヤが前より強力かどうか、それが僕のスタイルに合うかどうかの今の印象は問題ではなく、重要なのは来年のマシンがこのタイヤとどれぐらい合うかだ。それがかなり重要だ」というシューマッハーのコメントをautosport.comが伝えている。
「でも最初のステップとして、ここで確認したことから判断すれば、タイヤにはポジティブな感触を持っている」
「最初のテストにはかなり満足している。たくさんのポジティブなフィードバックが得られたので、これからマシンの細かい作業を進められる」
「タイヤはそこそこ一貫したパフォーマンスを見せたし、優れていた。タイヤは今後少し調整されることになるだろうが、全体的にはかなり満足している」

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