ドイツのGT3シリーズ、ADAC GTマスターズのエントリーリストが早くも発表された。ヨーロッパでも人気のGT3シリーズの中でも、特にこのADAC GTマスターズは全レースがドイツ民放で生中継もされていることもあり、数多くあるドイツのレースの中でも人気を誇るシリーズのひとつでもある。
今季はすでに32台と史上最高のエントリー数が集まっているが、今後さらに増えることも予想されている。昨年のVLN(ニュルブルクリンク耐久シリーズ)から始まり、1月のドバイ24時間レースで開発テストプログラムを終了したメルセデスベンツSLS AMG GT3のエントリーが6台も発表されているほか、ポルシェ911GT3Rは今季のFIA GT1への参戦中止を発表したヘーガースポーツの2台を含む11台、アウディR8 LMSが5台、ランボルギーニ・ガイヤルドが5台、コルベットZ06が4台、フェラーリF430が1台と、ドイツ車を中心とした非常にゴージャスなラインアップが揃った。
一方で、2010年は参戦していたシューベルト・モータースポーツのBMW Z4 GT3のエントリーがない。これについてチームマネージャーのシュテファン・ヴェンデルは、「シューベルトのZ4はダンロップと開発提携をしているので、ダンロップでエントリー可能なFIA GT3への参戦するが、ミシュランのワンメイクレースのADAC GTマスターズには参戦しない」としている。
同じくBMW勢と言えるアルピナB6もまだエントリーをしていないが、「シリーズ参戦するかどうかは、現時点のでは未定だがスポット参戦の可能性はある」とチーム監督のハンス・ヴァイトガッサーはコメントしている。
大半のチームはまだドライバーラインアップを発表していないが、現在はフォルクスワーゲン・モータースポーツの代表を務める元F1ドライバーのハンス-ヨアキム・シュトゥックのふたりの息子、フェルディナントとヨハネスがタッグを組み、ライターエンジニアリングのランボルギーニ・ガイヤルドで参戦することが発表されている。
今季のADAC GTマスターズは、4月23~25日のオッシャースレーベンの開幕戦から、ベルギーのゾルダー、オーストリアのレッドブルリンク、オランダのアッセンを含め、ドイツを中心に8サーキットで全16戦が開催される。
ドイツのモータースポーツ界は、かつてのモータースポーツ最全期の80年〜90年代の再来かと思わせる盛況ぶり。これらの熱気が日本にも広がってくるのかもしれない。
ソニーのビデオカメラで撮影されたADAC GTマスターズのプロモーションムービー
