メルセデスは、ピレリとのタイヤテストの際にドライバーが黒いヘルメットを被っていたのは、セキュリティの問題を考慮したためだと述べた。

 F1スペインGP後にメルセデスがピレリのタイヤテストで2013年型のマシンを走らせ、これが規則違反であるとして、国際法廷にこの件が委ねられた。

 20日、フランス・パリのFIA本部で開かれた国際法廷の審問で、メルセデスの代理人であるポール・ハリス弁護士は、ニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンがタイヤテストの際にマークのない黒いヘルメットを被っていたことに言及した。

 彼は、このような措置に至った理由としてファンとのセキュリティの問題を挙げたが、それが間違った方法であったと認め、対外的にも秘密の印象を広めてしまうかたちになったと語っている。
「後になって考えれば、他のチームがどのような疑いを抱くかは分かるし、黒いヘルメットを被るというドライバーの決定についても後悔している。残念に思っているし、この件について迷惑をかけたことはお詫びしたい」
「ただ、我々にはボディガードとセキュリティの人員不足という問題があった」

「我々は、この部分がテストの疑惑を刺激したと分かっており、遺憾に思っている」

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