MotoGPの世界チャンピオン、バレンティーノ・ロッシが、2011年にF1に転向し、フェラーリで走る可能性があるとほのめかした。
ロッシはここ数年何度かフェラーリでテストを行っており、両者が将来契約するのではとのウワサは度々ささやかれている。今回ロッシは、2010年はヤマハでMotoGPに参戦するものの、2011年にF1で3台体制での参戦が許されるようになれば、自分はフェラーリで走る可能性もあると示唆した。
「近い将来については決定している」とロッシがイタリアのメディアに語ったと、Visordownが報じている。
「来シーズンはヤマハと共にMotoGPに出場する。2011年に関してはどうなるか様子を見よう。(2010年の)その後どうするかは決めていない。いくつかオプションがあって、これについては早い段階で対処する必要がある」
「2006年にフェラーリとのプランは確定していた。僕はテストドライバーになり、その後レースに出場するはずだった。だが僕には、自分の人生である世界を去る用意ができていなかった。今後の2年で物事がどうなるのか、今は分からない。フェラーリで走ることは誰にとっても夢だ」
「バレンシアでタイトルを失った後で、MotoGPから去りたいとは思わなかった。選択を後悔したりはしないけれど、フェラーリF1のボス、ステファノ・ドメニカリとの関係は続いている。(もし2011年に3台体制になるなら)彼らはドライバーとして僕のことを検討するはずだ」
2011年のF1シーズンがスタートする段階で、ロッシはまだ32歳だ。一方ロッシは何度かラリーに出場したこともあり、ラリーへの転向の可能性もウワサされている。
