今季、スーパーGT500クラスでEPSON HSV-010をドライブする中山友貴は、今季チームでの4年目のシーズンを迎えるにあたり、「早く1勝したい」と今季結果を残したいと語った。
中山は2009年にEPSON NAKAJIMA RACINGに加入し、今季チームで4年目。初年度はロイック・デュバルとコンビを組み、2年目からはベテラン道上龍とコンビを組み、先輩ドライバーから多くのものを吸収。今季は4年目のシーズンに挑むことになる。
今季、ホンダHSV-010勢は、昨年サイドラジエター化したのに続きマシンの細部を改良。オフのテストでは多くの周回を重ねている。EPSON NAKAJIMA RACINGは、装着するダンロップタイヤの意向もありタイヤの作り込みに時間を割き、2月からテストを開始した。
現在、まだフロント側だけが2012年仕様となっているEPSON HSV-010だが、中山は「フロントのダウンフォースが増えていますが、まだバランスを取るのに苦労していますね。でも、うまく使えれば一発のタイムを狙えると思います」と手応えを語る。
スーパーGT500クラスでは1台だけが装着するダンロップ使用チームだけに、タイヤの出来が成績を左右する。新エアロについても、「ダンロップとの相性みたいなところとのすり合わせが難しい」としながらも、今季3年目となる道上とのコンビでは役割分担も進み、タイヤテストなどの効率も上がっているという。
「去年の鈴鹿では、もしかしたら勝つこともできていたと思う。勢いはあるので結果に繋げたいです」と中山。
「今年は早く一勝することと、上位でレースをすること」と目標を語る。「レベルアップしないといけないですし、予選でなかなか結果を残せていない。ドライでもライバルに勝てるようにしたいですね。予選で前に行くことができれば、ウチはレースが強いですし」
「3年目ですし、きっちりやれば結果はついてくるはず」という中山。4年目の挑戦に期待したいところだ。
