ホームレースである日本GPを前に、ウイリアムズの中嶋一貴が、来季のシートについてはまだ語れることはないが、ウイリアムズに残留できればそれがベストだと語った。

 日本GP木曜記者会見に出席した一貴は、母国GPへのプレッシャーは大きいかと聞かれ、去年のように楽しんでグランプリに臨みたいと答えた。
「プレッシャーはあるけれど、(母国グランプリは)まだ2度目で、鈴鹿(でのグランプリ)は初めてなので、何が起こるか分からないんだ」と一貴。
「去年はそれほどプレッシャーを感じずに、日本GPをすごくエンジョイできた。今年も同じように過ごせればいいなと思っている。F1マシンで鈴鹿を走るのは初めてだから、すごく興奮しているよ。できれば天気がよければ嬉しいけれど、今のところ、そうはなりそうもないね」

 一貴はF1ではまだ鈴鹿で走ったことがないが、他のカテゴリーでは何度もレースをした経験を持っている。
「ここではF3やGTなどで何度も何度も走った。でも前回走ったのは2005年なんだ。ずいぶん時間がたっているから、頭の中から記憶を探り出さなきゃね」

 来年のことに話が移り、F1での将来の見通しはどうかと問われた一貴は、まだ何もはっきりしたことは言えないと述べると共に、ウイリアムズに残れればそれが一番いいと語った。
「現時点では言えることは何もないんだ。ほとんどのドライバーが同じだと思うよ。今はとても難しい状況で、様子を見る必要がある。結果は出せていないけれど、パフォーマンスは確実に去年より向上していると思う。いいレースもいくつかあったから、来年も同じ仕事ができることを願っている」
「(それが現在のウイリアムズでか他のチームでかは)分からない。ウイリアムズに残れればそれがベストだけど、どうなるかまだ分からないよ」

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