ユーロノバの佐藤公哉は、AUTO GP最終戦のレース2を見事優勝で締めくくったが、逆転タイトルはならなかった。

 土曜のレース1を4位でフィニッシュし、ランキング首位のビットリオ・ギレッリ(スーパーノバ)に18ポイントの差をつけられ迎えた日曜のレース2。リバースグリッドで5番手からスタートした佐藤は、レース序盤に早くもトップに立つと4周目以降は後続とのギャップを徐々に広げていき、最後は2番手につけるセルジオ・カンパーナを15秒も引き離してトップチェッカーを受けた。
 これで佐藤は、今季最多タイとなる5勝目をファステストラップとともに獲得し、シリーズポイントを213まで伸ばした。

 しかしながら、チャンピオン争いのライバル、ギレッリがタイトル獲得条件の5位を上回る3位でフィニッシュしたため、佐藤は最終的に7ポイント及ばずランキング2位、悲願達成はならなかった。
「タイトルを逃したことはとても残念だが、今回の勝利を手にしたことには満足している。僕は最後まで戦い、レースのファステストラップを勝ち取った。チームと僕の可能性を示せたと思っている」と佐藤。

 タイトルこそ逃した佐藤だが、今季の目覚ましい活躍はザウバーでのF1初テスト、そして今週末に開幕する日本グランプリでのリザーブドライバー就任というチャンスをたぐり寄せた。彼は、鈴鹿後の今月18日にもイタリアで行われるザウバーの直線テストに参加することが決まっている。

 実り多いシーズンを過ごした佐藤がF1ドライバーとして初めて迎える鈴鹿、このチャンスを来季のさらなる活躍につなげてほしいところだ。

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