先日、フェラーリとの契約を発表した小林可夢偉が、自身の公式YouTubeチャンネルで今季参戦するWECと、F1での今後の活動について語った。

 今月11日、F1の名門スクーデリア・フェラーリと契約したことを明らかにした可夢偉だが、この時発表された2013年の活動はイタリアのAFコルセからWEC世界耐久選手権のGTクラスに参戦するというもので、F1活動については何も触れられていなかった。

 今年初めてとなるビデオメッセージで改めてスクーデリア・フェラーリと契約したことを報告した可夢偉は、「今のところWECのGTに参戦するということはハッキリと言える」とコメントすると、今後のF1活動について次のように続けた。
「皆さんは?というところもあると思いますが、実際は(ステファノ・)ドメニカリ(フェラーリF1チーム代表)といろいろ話した結果、ハッキリとは今の段階でF1のポジションについては言えないのですが、(WECで)結果を残すことで、F1のチャンスもしっかり増えてくるとドメニカリの方から伝えてもらっています」

「もちろん、これからフェラーリと仕事をしていって、その流れでこれからもっと可能性が広まればいい」

 そう語った可夢偉は、今回の契約が現時点でベストな選択肢だったと説明し、今年はフェルナンド・アロンソたちトップドライバーの働き方を間近で勉強することもWEC同様大事にしたいと述べている。
「僕らの中では一番最大のベストな選択肢だった。逆に、レースに出れない状況としては、この選択肢は自分の中でトップドライバーの働き方、アロンソ、(フェリペ・)マッサというドライバーがフェラーリにいながら現場にいって、しっかりトップドライバーの戦い方を学ぶということも自分の中でひとつ勉強の年としているので、いろんな引き出しを引き出せるように自分自身がんばります」

 可夢偉は引き続き、F1で自分のポジションを伝えていけるようにいろんな活動をしていきたいとしている。

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