ザウバーの小林可夢偉は、F1オーストラリアGPの決勝について、レース終盤は「なにか起きそうな雰囲気があった」と振り返った。
13番手から決勝レースに臨んだ可夢偉は、スタート直後の混乱でリヤウイングにダメージを負いながらも、中盤以降もトップ10にくらいつく粘りの走りでレース終盤を迎えた。
「決勝レースは、スタート後の1コーナーでなんかあるやろうから、とにかく巻き込まれないようにと思ってました」と、可夢偉はスタート前の心境を明かしている。
「スタート自体あまりよくなくて、1コーナーではロケットみたいにみんなが飛び込んできて、セナがスピンしてきた時はほんまに『ヤバいっ!!』って感じで、ギリギリで避けらたんですけど、後ろにいたセルジオ(・ペレス)に追突されてリヤウイングが壊れてしまった。まあ、あの混乱のなかで、リヤウイングのダメージだけで済んだのは、まだラッキーだったと思います」
「でも、ミラーのなかでずっと翼端板がバタバタしているのが見えていて、最初はこれでDRS使ったりしてリヤウイング飛んでいかへんかなって怖かったですけど、なんとか最後までもってくれてよかったです」
「ただ、ダウンフォースが抜けてしまってブレーキングがまったくいつもどおりできなかった。だからレース中のペースも全然満足していません。2回目のピットストップをした直後にセーフティーカーが入ってしまったのもついてなかったですけど、セーフティカーランの間はずっと、ほんまにしつこいぐらいタイヤを温めていました。再スタート後、狙ったとおりライコネンを抜けたから、うまくいったと思います」
レースは、ファイナルラップの58周目に6番手を走行していたパストール・マルドナドが単独クラッシュ。それが引き金となり、後続のグループで大きくポジションが入れ替わった。9番手だった可夢偉は先行していたペレスらをうまく抜き去り6位でフィニッシュ、開幕戦から入賞を果たした。
「レースの終盤はみんながなんかやばい感じで走っていて、なにか起きそうな雰囲気がありました。そうしたら最終ラップに(パストール)マルドナードがクラッシュして、その破片を避けようとセルジオがかなり慎重にスローダウンをして、それでみんなの車間が詰まったんですけど、ターン9からターン13にかけてセルジオと(ニコ・)ロズベルグやりあっていて、結局ターン13の手前でふたりが接触したんです。僕はKERSを残していたからそれも使って追いかけていて、そこでふたりを抜きました。」
「運も不運もどちらもあったレースでしたけど、チームも頑張ってくれました。とにかく開幕戦で6位という結果を手にすることができて、チームも僕も最高のかたちで今シーズンのスタートが切れました」
「次のマレーシアでは、自分とチームの力を100%しっかり出し切れるように頑張ります」
(コメントは小林可夢偉公式サイト内「KAMUI'S REPORT」より引用)
