ザウバーの小林可夢偉が、自身の公式サイトで今季初リタイアに終わったイギリスGPを振り返り、「完全に悪い方向にしか回らなかった」と悔しさを滲ませた。
初日午前中にクラッシュを喫した可夢偉は、メカニックの素早い修復作業もあって無事に午後のセッションに参加。雨のペースに問題ないことを確認した可夢偉は、土曜朝のドライコンディションでマシンのセッティングを詰め切れなかったと感じつつも、予選にはそれなりに手応えをもって臨んだとコメントしている。
「予選は路面のコンディションがウエットからドライに変わって難しかったんですけど、結局Q3に入って8番手につけることができました。ただ、本当はもうちょっといければよかったし、フォースインディアとウイリアムズに前にいかれたのは個人的には残念だったと思います。でもチームとしては久々にQ3に入れたし、予選がひとつの課題だったので、今回それなりに行けたのは良かった。ただ、でも結果はレースが一番大事だし、レース中は雨が降る可能性もあるし、とにかく変な期待をせずに最後まで気を抜かずに生き残ろうと思ってました」
しかし、決勝では度重なる不運が可夢偉を襲う。調子は良かったという可夢偉でも、どうしようもできなかったと語っている。
「決勝レースはちょっとアンラッキーどころか、ほんとにいっぱい色んなことが重なって、最後はリタイア……。ペースがよかっただけにすごく残念だなと思います。ミハエルが追突してきた時は、僕がブレーキを踏んだ時にはかなり後ろにいて、とても来れるような距離でもなかったし、僕としてはどうしようもない状況でした。その後、ドライタイヤに履き替えたピットストップでは、フロントウイングの角度を調整する工具が落ちてしまったみたいで、その分出るタイミングが遅れて、そうしたらウイリアムズが入って来てという感じで。フロントウイングの一部が壊れて、けっこうなダウンフォースが抜けてしまってペースが上がらなかった」
「ペナルティを受けたあと、気を取り直してなんとか挽回しようと思ったら、今度はエンジンのオイル漏れの症状が出たのでコース脇にクルマを止めました。止める数周前から僕もステアリング上のスイッチを使ってオイル系をいじって走っていたんですけど、今回使っていたエンジンは新品だったので、それが壊れたらまずいので止めました」
「とにかく今回は完全に悪い方向にしか回らなかったですね。クルマの手応えはあるので、ここからしっかり立て直したいと思います」
(コメントは小林可夢偉公式サイト内「KAMUI'S REPORT」より引用)
